日々思うこと

日々の暮らしの中で、心に留めた様々な思いを、書き込みます。

親心を思う

2008-02-06 22:49:34 | Weblog
 少し前に知り合いの息子さんが亡くなられたと、情報が入った。まだまだ若く
子供達も さぞかし 悲しいだろうと想像する。

しかし、長かった闘病生活の間に 断絶していた親子の関係も修復され、
お嫁さんや、孫たちも 両親と心が一つになり、彼が果たした役割は
とてつもなく大きいものだと 私は思った。

「親思う 心に勝る 親心」と、吉田松陰が残した句があったが、まさに
時代を超えても 人の心は 変わらない。

私も5年前 母を亡くしたが 
時間がすぎるほどに、考えさせられるものが 浮かんできます。



親心

昨夜のこと、無性に母に会いたくなった。
父にも、兄にも
そして今日は 愛媛の両親にも・・・


どれほどの愛を 両親から、兄から、 かけてもらっていたか
今更ながら 振り返る。


私が 私の子供を愛するように
父も母も それ以上に愛をかけてくれたんだろうと、・・・想像する。
なにもかも 手仕事の時代に。


お母さん ごめんなさい あなたの愛が分からなくて。

お父さん ありがとう いつも私を分かってくれて。

兄ちゃん ごめんなさい あなたの優しさが分からなくて。

愛媛のお父さん お母さん ごめんなさい。

恩返しの何もできなくて。



ずいぶん頑張ってきたつもりだけど、
両親の足跡を思えば・・・
まだまだ、苦労が足りないな と、しみじみ思う。


瞼の奥から、熱い涙が すーっと流れた。
60歳になって やっと気ずいた。
親心か と・・・命の はかなさを 感じている。

    (平成18年2月23日の日記より)