大衆食堂大森亭？

　「お母さん　これから帰るけど、みんなの分もご飯あるかなー？」と、いつも軽ーく電話が来る。

「皆って何人いるの？」・・・
いつもの会話だが、月から土まで　日替わりで　音楽教室の先生達、生徒さんの
バンドクラブ、零式、と大勢の人たちと　かかわりを持っているので、
我が家は、いつも　若い人たちが　出入りしている。


たいてい　電話がかかって来るときは、皆の懐具合が　悪いとき。ミュージシャンは貧乏なのです。


今日のお客様は、２名でした。ありあわせの野菜で　チャーハンを作り、　大根と
カニ缶を　マヨネーズで和え　即席のサラダ・　小松菜のお浸し・　味噌汁・
デザートは林檎。


いつも　たいしたものがなくても　美味しい！と言って食べてくれる。
短い時間だから　「大した物ができなくてごめんね。だからと言って　時間があっても　立派なものができるわけではないのにねー。」と冗談を言いながら
言い訳をする。


拓也が中学校の頃は、毎週のように　子供たちが泊まりに来た。白米２号を
なぜか持ってきた。「おばさん　これでお願いします。」？


そんなとき、あらー、おコメよりおかずが欲しかったのにねー。と冗談を言ったものだった。


そんなこんなで、拓也の連れは　入れ替わり立ち替わり　メンバーは変わっているが、ご飯作りは　続いている。


お陰さまで、若い人の話を聞いて　感心したり、たまには　ちょっとご意見番？になったりで、仲良くしていただいている。


いつまでご飯を作って上げられるか、食べてもらえるか分からないが、
嫌がらないで来てくれるうちは　精一杯作ってあげたい。


それぞれの活動が忙しくなったら、こんな楽しい時間がなくなるだろう。
今を楽しみ、たくさん思い出を作りたいと思う。

さーて、明日は、何人連れてくるか？