子供の頃、我が家は真言宗、お盆にはみんなでご詠歌をあげる。
おばあちゃんの鐘に合わせてひらがなで書かれた経本を見ながら、節をつけてあげる。
ご詠歌が和歌(五七五)であることを知ったのは成人してから、唱えやすくて知らず知らずに覚えてしまった句もある。
1番から33番まで札所の寺院ごとに詠まれている。
26番「春は花 夏は橘 秋は菊 いつも妙なる 法の華山」兵庫県 一乗寺
終わるとご褒美にお菓子を頂く、それをタノシミにしていた。
お盆の夕方、あちこちからご詠歌の鐘の音が聞こえていたのも懐かしい思い出。