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昭和36年に名鉄に登場し、瞬く間に同社のイメージリーダーとして定着した車両である。
運転席を屋根上に上げて、客室を最前部まで持ってくる構造を日本の電車で初めて採用し、
後に登場する小田急電鉄のロマンスカーなどに影響を与えた。
正面には当初、小さなフェニックスマークが付いていたが、翌年には
逆富士山型の行き先表示板が取り付けられている。
ヘッドライトのケースが飛び出ているが、これは「ダンプキラー」の異名を持つ、
オイルダンパーが装備されており、踏切事故などの衝突事故発生時に、
客室への被害を最小限に留める様になっている。
実際に踏み切りに侵入したダンプトラックを約80km/hの速度で衝突した際、
そのトラックを見事に弾き飛ばし、粉砕させながら、
こちらは窓ガラス数枚が割れたのと側面に軽い傷を負った程度で
済んだというエピソードを持っている。
展望席の天井にはニキシー管方式の速度計が設けられた。
塗装はスカーレット一色で、当初はパノラマカー専用色だったが、
昭和50年代初頭から、在来車や一般車にも採用されるようになり、
「名鉄=赤い電車」のイメージを定着させることになった。
車内は当時、名鉄では既に一般車にも採用していた冷房付きのオール転換クロスシートで
戸袋部分はロングシートになっているほか、先頭車後方にある車掌室が
開放構造なので、車掌がいない時は座席として使用できる様に
跳ね上げ式の固定クロスになっている。
この当時でも、かなりの高級仕様であるが、普通乗車券のみで利用できたため、
好評を持って迎えられた。
昭和37年に鉄道友の会からブルーリボン章を受賞している。
警笛は通常のタイフォンのほか、電気フォン、ミュージックフォンを装備している。
特にミュージックフォーンは代々の名鉄の特急用電車で採用されたほか、
名鉄のラジオ広告などに使われるなど、沿線や鉄道愛好家の間で
親しまれている。
台車は当時まだ珍しかったダイレクトマウント方式の空気バネ台車である。
側面の窓も連続窓を採用し、眺望に配慮し、名鉄では
「連続窓がある転換クロスシート車両=パノラマカー」として
宣伝された。
名鉄の代表車両として、座席指定特急から普通列車まで、幅広く活躍したが
2ドアクロスシートでラッシュには不向きであった。
後期に製造された中間車の一部は片引き戸から両引き戸に変更されている。
昭和57年から座席指定特急の運行開始に伴い、
充当する編成(4連車の一部)に白帯を巻き、
座席の張替えなどを実施している。
昭和58年以降、初期車を中心に車体更新を実施している。
その際に妻部の窓を撤去したほか、特急仕様にされたもの以外は
速度計を撤去した。
特急専用編成については現在、その指定を解除され、快速急行以下の
運用に就いている。
その際に白帯も外されているが座席は特急仕様のままである。
現在は廃車が進行しており、車体の断熱材の一部にアスベストを
使用しているため、平成21年までに引退予定である。
運転席を屋根上に上げて、客室を最前部まで持ってくる構造を日本の電車で初めて採用し、
後に登場する小田急電鉄のロマンスカーなどに影響を与えた。
正面には当初、小さなフェニックスマークが付いていたが、翌年には
逆富士山型の行き先表示板が取り付けられている。
ヘッドライトのケースが飛び出ているが、これは「ダンプキラー」の異名を持つ、
オイルダンパーが装備されており、踏切事故などの衝突事故発生時に、
客室への被害を最小限に留める様になっている。
実際に踏み切りに侵入したダンプトラックを約80km/hの速度で衝突した際、
そのトラックを見事に弾き飛ばし、粉砕させながら、
こちらは窓ガラス数枚が割れたのと側面に軽い傷を負った程度で
済んだというエピソードを持っている。
展望席の天井にはニキシー管方式の速度計が設けられた。
塗装はスカーレット一色で、当初はパノラマカー専用色だったが、
昭和50年代初頭から、在来車や一般車にも採用されるようになり、
「名鉄=赤い電車」のイメージを定着させることになった。
車内は当時、名鉄では既に一般車にも採用していた冷房付きのオール転換クロスシートで
戸袋部分はロングシートになっているほか、先頭車後方にある車掌室が
開放構造なので、車掌がいない時は座席として使用できる様に
跳ね上げ式の固定クロスになっている。
この当時でも、かなりの高級仕様であるが、普通乗車券のみで利用できたため、
好評を持って迎えられた。
昭和37年に鉄道友の会からブルーリボン章を受賞している。
警笛は通常のタイフォンのほか、電気フォン、ミュージックフォンを装備している。
特にミュージックフォーンは代々の名鉄の特急用電車で採用されたほか、
名鉄のラジオ広告などに使われるなど、沿線や鉄道愛好家の間で
親しまれている。
台車は当時まだ珍しかったダイレクトマウント方式の空気バネ台車である。
側面の窓も連続窓を採用し、眺望に配慮し、名鉄では
「連続窓がある転換クロスシート車両=パノラマカー」として
宣伝された。
名鉄の代表車両として、座席指定特急から普通列車まで、幅広く活躍したが
2ドアクロスシートでラッシュには不向きであった。
後期に製造された中間車の一部は片引き戸から両引き戸に変更されている。
昭和57年から座席指定特急の運行開始に伴い、
充当する編成(4連車の一部)に白帯を巻き、
座席の張替えなどを実施している。
昭和58年以降、初期車を中心に車体更新を実施している。
その際に妻部の窓を撤去したほか、特急仕様にされたもの以外は
速度計を撤去した。
特急専用編成については現在、その指定を解除され、快速急行以下の
運用に就いている。
その際に白帯も外されているが座席は特急仕様のままである。
現在は廃車が進行しており、車体の断熱材の一部にアスベストを
使用しているため、平成21年までに引退予定である。