江ノ島電鉄開業95周年を記念して登場した車両である。
平成9年に2体連接車1本が東急車輛で製造された。
編成は藤沢側から10形+50形で構成される。
車体は普通鋼鉄製でこれまでの車両よりも幅を広げた裾絞りのあるもので、創業当時の
電車をイメージしたヨーロッパ・レトロ調のデザインとしたものを採用した。
現代の車両である為、当然冷房車であるが、2重屋根風のカバーで冷房装置を隠している。
正面は非貫通で上端が半円形の1枚大型窓と正面下部の明治期の路面電車でよく見られた
救助網を模したスカートが特徴となっている。
ヘッドライトは窓下に円形のものを一つとした、いわゆる「ヘソライト」である。
行き先表示は正面上部屋根上と側面に設置され、いずれも字幕式である。
なお、本形式の字幕は独自の書体のものを採用している。
塗装は窓周りがクリーム、上下がオリエントブルーで窓下に黄色い帯が入るほか、
各所にクリーム色の飾り帯が入る。
車内は2000形のものを基本としており、連接部と運転席背後が固定クロスシート、
他がロングシートとなっている。
50形運転席後部には車椅子スペースを兼ねた折畳みシートが設置された。
ドアは片側2箇所で旧500形502+552編成以来久々の両引き戸を混雑緩和のため採用した。
ドア上にはイラスト入りのマップ式の旅客案内装置を設置している。
これら近代的な設備を有するが化粧板などに木目調のものを多用し、ステンレス製の
握り棒も真鍮風に塗装する、座席もグリーン系のモケットとするなどレトロを
演出するものになっている。
主制御装置は抵抗制御でブレーキは発電ブレーキ付き電気指令ブレーキを採用している。
台車はインダイレクトマウント式のコイルバネ台車で
駆動装置は中空軸平行カルダン方式である。
運転台は1000形以来の片手操作式ワンハンドルマスコンを採用した。
これらの機器は1500形や2000形と共通のものである。
集電装置はシングルアーム式のパンタグラフで江ノ電では初採用であった。
なお、本形式より後に登場した20形、新500形は、廃車になった電車の台車や機器を
流用しており、江ノ電における完全な新車は平成21年現在、本形式が最後となっている。
登場以来、他の車両と共通で運用に入っている。
1編成1本ながら、その外観から、その存在感は、かなり強い。
本形式の導入と共に冷房無し・吊り掛け駆動の本当の意味で「レトロ」な
300形302編成(302+352)が廃車となった。
ただし、非冷房車は旧500形が平成15年引退するまで残っていたほか、
吊り掛け駆動は1000形、1100形、1200形で採用されており、今も現役である。
平成9年に2体連接車1本が東急車輛で製造された。
編成は藤沢側から10形+50形で構成される。
車体は普通鋼鉄製でこれまでの車両よりも幅を広げた裾絞りのあるもので、創業当時の
電車をイメージしたヨーロッパ・レトロ調のデザインとしたものを採用した。
現代の車両である為、当然冷房車であるが、2重屋根風のカバーで冷房装置を隠している。
正面は非貫通で上端が半円形の1枚大型窓と正面下部の明治期の路面電車でよく見られた
救助網を模したスカートが特徴となっている。
ヘッドライトは窓下に円形のものを一つとした、いわゆる「ヘソライト」である。
行き先表示は正面上部屋根上と側面に設置され、いずれも字幕式である。
なお、本形式の字幕は独自の書体のものを採用している。
塗装は窓周りがクリーム、上下がオリエントブルーで窓下に黄色い帯が入るほか、
各所にクリーム色の飾り帯が入る。
車内は2000形のものを基本としており、連接部と運転席背後が固定クロスシート、
他がロングシートとなっている。
50形運転席後部には車椅子スペースを兼ねた折畳みシートが設置された。
ドアは片側2箇所で旧500形502+552編成以来久々の両引き戸を混雑緩和のため採用した。
ドア上にはイラスト入りのマップ式の旅客案内装置を設置している。
これら近代的な設備を有するが化粧板などに木目調のものを多用し、ステンレス製の
握り棒も真鍮風に塗装する、座席もグリーン系のモケットとするなどレトロを
演出するものになっている。
主制御装置は抵抗制御でブレーキは発電ブレーキ付き電気指令ブレーキを採用している。
台車はインダイレクトマウント式のコイルバネ台車で
駆動装置は中空軸平行カルダン方式である。
運転台は1000形以来の片手操作式ワンハンドルマスコンを採用した。
これらの機器は1500形や2000形と共通のものである。
集電装置はシングルアーム式のパンタグラフで江ノ電では初採用であった。
なお、本形式より後に登場した20形、新500形は、廃車になった電車の台車や機器を
流用しており、江ノ電における完全な新車は平成21年現在、本形式が最後となっている。
登場以来、他の車両と共通で運用に入っている。
1編成1本ながら、その外観から、その存在感は、かなり強い。
本形式の導入と共に冷房無し・吊り掛け駆動の本当の意味で「レトロ」な
300形302編成(302+352)が廃車となった。
ただし、非冷房車は旧500形が平成15年引退するまで残っていたほか、
吊り掛け駆動は1000形、1100形、1200形で採用されており、今も現役である。