「ガラスの心」・・・統合失調症

13歳で統合失調に発病した、現在23歳の娘の闘病日記。母の目線で更新中(since 2005/3/8)

「高校の体験入学」③

2006-08-09 | 学校生活
みゆはナプキンたたみを一生懸命頑張っていました。

元々、手先が器用な子ではありません。
柔らかいナプキンをたたんで、いろんな形に完成させます。
なかなか上手く出来ないみゆに、高校の先生が何度も補助に入ってくれました。

どうにかナプキンを完成させて、補助に入った先生に、
みゆはお礼を言っていました。

担任が事前に、みゆの病状を告げ、何かの時に補助に入ってもらえるように
高校サイドにお願いしていたようです。
それを聞いて安心できました。


いろんな場面で、一人のみゆを見ているのは、可愛そうでした。

他の中学の子は、ほとんどが数名で参加です。

お昼休みに教室を覗くと、やはり、みゆは一人でお弁当を食べていました。
他の子は、数名で固まって、楽しげにお弁当を食べていました。

その時、担任が

「みゆさん、どう?体調は悪くないかな?」

「はい。大丈夫です。」

「そう、よかったね。」

「先生?なかなか、お友達が出来ないです。」

「みゆさん、短い時間でお友達は出来ないかもね。
      無理して、作らないでもいいのよ。」

「はい。分かりました。」

そんな会話をしていました。


みゆは、お友達を作ろうとしていたんだ・・・そう感じました。

『凄く偉い事だけど、みゆ、もう充分頑張ってるよ!』

そう、心の中でつぶやきました。


中学生が大勢いて、楽しい笑い声や笑顔を見てるとやはり、
眩しいです。
眩しいくらい、みんな生き生きしていて、輝いています。


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