「ガラスの心」・・・統合失調症

13歳で統合失調に発病した、現在23歳の娘の闘病日記。母の目線で更新中(since 2005/3/8)

「高校の体験入学」①

2006-08-02 | 学校生活
昨日は、私立高校の『一日体験入学』がありました。

本来みゆが入学を希望する学校ではありませんが、

「いろいろ見学・体験してみるのもいいのでは?」

と、担任の薦めもあり、体験入学をしてきました。

体験入学については、随分悩んでしまいました。
希望する中学生が一斉にこの日に、参加します。
みゆの昔の中学の生徒も当然参加するだろうし、
その中には、みゆを知ってる子もいるはずです。

「昔のみゆと変わったよね?」

と、発病前の、自分と、今の自分を時々比べてしまう事もあります。
今は、とても健康な子供と何の変わりはありませんが、
体系がとても変わってしまったので、女の子だし
その点を気にしてるんだと思います。

みゆのクラスの男子生徒も参加しました。
それぞれの母親と、担任の先生も参加しました。

高校の正面玄関で待ち合わせなのですが、
他の生徒達は、みんな学校単位で、揃って、待ち合わせをしています。
みゆの目は、やはり、前の中学の子を探していました。

その時、みゆの中学1年の時の数学の先生が生徒の引率で
来ていたのです。
もう、他の中学へ変わっていたのですが、みゆはすぐその先生に気がつきました。

私から

「○○先生ですよね。ご無沙汰しています。○○みゆです。
覚えていらっしゃいますか?」

先生は、声を掛けられた事で、随分驚いていたようですが

「みゆさん。体調はどうですか?元気そうですね」

みゆを覚えていてくれたのです。
あまり、数学は得意ではありませんでしたが、苦手な数学を
とても丁寧に教えて頂き、みゆは大好きな先生でした。

みゆは自分を覚えてくれた事に、とても嬉しそうでした。

生徒を引率していたので、長い会話はありませんでしたが、
先生は優しく、みゆを気遣ってくれました。

受付時間になり、どんどん生徒が多くなります。
こんなに、大勢の中学生を見るのは、久しぶりです。

受付後は、各クラスに分かれて、体育館の前の方の椅子に座ります。
引率の先生や父兄は、後ろに座ります。

他の学校は、体外、数名でグループで楽しく話しをしています。
みゆは一人です。

説明が始めるまで、30分も、一人で座って待てるのか?
みゆは大丈夫だろうか?

後ろで、みゆの背中を見守りながら、心配で心配で
私の方が緊張してきました。

おそらく、担任の先生も同じ気持ちだったと思います。

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