谷津・津田沼 地元で54年!不動産会社の社員日記

お客様に必要とされる会社を目指し、毎日、仕事に励む個性豊かな面々による社員日記です。

不動産のプロが、もし部屋を借りるとしたら・・・

2008年06月10日 | ムラタ

私は、アパートやマンションの募集物件の中から、もし自分が部屋を借りるとしたら、どの部屋を借りるだろうか?といったシミュレーションを間取り別にします。そして、私は『割安感』・『明るさ』・『使い易さ』の3点を重視して物件を選びます。

まず、『割安感』ですが当然に家賃が安いに越したことはないのですが、ただ安いだけでなく、付帯されている設備や環境と、支払う家賃との比較において判断するということです。すなわち家賃が安いという表現より、その物件に割安感が有るか無いかという判断によるものです。最新の設備が備わっていても、家賃が相場より高ければ魅力も半減します。物件個々の割安感については、中々多くの物件を見る機会が少ない一般の方には判断が難しいと思いますので、ここは不動産のプロのアドバイスに耳を傾けることをお勧めします。賃貸担当のアドバイザーは、ワインのソムリエのようなもので、お客様のご要望・ご予算を伺いながらベストの物件をご紹介するものです。

次に、『明るさ』ですが、必ずしも南向きでなくてはお部屋が明るくないという訳でもありません。東向きの建物でも、近隣の建物が低層の建物で前面が大きく開けていたり、お隣の建物とアパートとの間隔が広かったりする場合は、お部屋の明るさも充分にとれる場合が多くあります。また、6帖間のお部屋を例に取ると、6帖間は縦長の長方形をしていますが、その長方形の短い辺と長い辺のどちらに窓がついているかによっても、お部屋の明るさはずいぶんと変わってきます。やはり、現地に行ってお部屋の明るさを確認する必要があります。案外、東向きというだけで家賃が安く設定されているお部屋もありますので、割安な物件に出会えるチャンスとなります。

最後に、『使い易さ』ですが、自分の生活スタイルにあった使い勝手を想像することです。例えば、炊事をする人であれば、当然、ガスキッチンが必要になります。電気ヒーターでは熱量不足で調理も間々ならないので満足を得られないでしょう。また、洋間なのか和室なのか自分の生活スタイルに合った様式を優先に選ぶべきです。見た目の印象だけでお部屋を選ぶと、実際に生活を始めてから不満を抱くようになるでしょう。

以上の3点を考慮して私は、『私が住みたい部屋BEST1』を間取り別に決定しています。
そして、お話を伺いながら、お客様には私のお奨め物件として、その物件をご紹介させていただいております。

www.miyokawa.jp