ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

銀よ。

2008-06-17 23:37:07 | 星になった猫達
銀の事
2008年03月12日08:38
銀は平成5年ごろアパートの軒先で妊娠しているところを御用となりました。少し前からうろついていましたが、綺麗でしたので誰かの飼い猫だと思っていましたし、本当の年齢も素性もわかりません。
ただ平成20年1月1日に亡くなる日まで15年近く、完全室内飼育で私と過ごした事、捕獲したさい、猫ひっかき病になり、私のほうが病院にかかった事など、今では良い思い出です。
とても、静かで、マイペースで、臆病で、勘違いが多い?猫でした。
晩年は、政宗とオシドリのようによりそい、常に一緒でしたが、政宗が亡くなって後(1日はぼんやりとしていましたが)ぐるぐると徘徊がひどくなり、後を追うようにして亡くなりました。
介護は大変でしたが、最後は意識を失うのが早かったので、政宗と違いとても安らかだった事、本人もそんなに苦しくなく、仲良しの政宗のところにいけたと思います。
政宗と銀が亡くなる2ヶ月程前には、2匹で1匹分の体重にまで落ちたので、2匹を台車に乗せて先生のところに行き、1匹分のエリスロポイエチンを2つに分けあって打った事、最終的にはACE阻害剤も飲めた事、リンゲルの量が難しかった事、カリウムの低下に赤ちゃん用のポカリで改善した事など、あの時は大変でも、銀から学んだ事を、いずれ腎臓病のまとめとして書きたいと思います。
銀はあまりに静かな猫でしたので居なくなりますと、又、最後は手がかかりましたので、未だに、
「ああ、もう銀は居ないのか…。」と我に返ります。
最後にお世話になった先生のお手紙で終わりたいと思います。


 みゃー大工様、ギンちゃんのご逝去を心よりお悔やみ申し上げます。

2006年7月28日、ギンちゃんは、頻尿という事で、来院されました。BUNとCREの上昇がみられたことから、腎機能低下と考えられました。
内服等が難しいことから、皮下輸液を定期的に自宅で行う事になりました。
2007年10月には、造血ホルモンの投与、鉄の投与、ACE阻害剤を開始しましたが、2008年1月1日、天国に旅立ったということでした。

 ギンちゃんは、15歳になるまで、みゃー大工様の大切な家族の一員として、とても愛されて、幸せな一生だったと思います。今では、天国で、みゃー大工様に感謝して、安らかに眠っていることでしょう。

 たくさんの猫ちゃんに、愛情を注がれているみゃー大工様にとって、これからもつらい別れが、いくつもあるかと思います。たくさんの子供達のために、悲しみを乗り越えて欲しいと願っております。


写真は晩年の銀です。
政宗と仲良くしていますが、政宗がお守り(介護)をしてくれていたんだと、政宗が亡くなってからふと気づきました。
付記
友人へのメールの抜粋です。
さすがに今日はヘトヘトなんですが、11時に銀を火葬しました。髪は首輪にしました。
銀は最後の数時間、気絶した感じになったので、政宗のように息が苦しい というより、頭は眠ったまま逝ったと思います。
笑ったようで、政宗の苦しい、無念な感じではありませんでした。
さて私が猫にいつもお願いしている事
【家族が揃っている時に(出来れば)逝って欲しい。】を、政宗も、銀も守ってくれました。
さらに、銀は素晴らしい?北斗七星型の鍵しっぽなので生前、「お骨になったら、その秘密を見せてね。」と銀に言ったりとか、先生に
私「先生、このしっぽが気になって眠れません。」
先生「意外と面白くないですよ、ちゃんと寝てください!」とかの会話がありました。
さて、長く暮らしたとは言え、さすがに火葬の時は涙が出るので、外の煙突を見てしまいます。大気が冷えているので、そこだけ高温になり、陽炎のように大気が揺らぐのです。
火が入った時、「怖くないよ、銀ちゃん頑張れ、頑張れ。」と声に出してしまいました。すると、政宗と違い、勘違いからか?返事をするように、煙と灰が降ってきました。
そして、出てきたお骨は、係りもびっくりの見事な、完璧なお骨で、(ここまでは、めったに無い事だそうです)素晴らしい状態でした。政宗の足1本の私と暮らした1年半のお骨が、15年分、体全体とお考え下さい。
北斗七星のしっぽの形のお骨は形がばらばらでしたが、見事な太さの短いお骨が出てきました。
銀ちゃんが、「母ちゃん、アタチ、頑張ったよ。」とでも言っているようでした。
いつも針を刺した付近の肩甲骨さえ、完璧な形で出てきました。
そして、1kg台の銀ちゃん(普段の健康な時でも、小さくて首輪を詰めたくらい)から、係りも驚くほど頭が壊れず残されていました。勿論、忍びなくて壊せません。
ああ、銀ちゃんの最後の勘違いのおかげで、我が家は千円増しの犬用の骨壷にチェンジとなったのでした。
今、頑張りを間違えた銀ちゃんは女帝のようにでかい骨壷で、でんとテレビの前にいます。(政宗はその影になってしまいました。号泣。)
いつも先生に驚かれるんですが、私と暮らす猫は骨太でしっかりしている事、(高齢、体重、ウィルスは関係なく)長寿の事、この2つを銀ちゃんは証明してくれました。飼った私も、可愛いしぐさを楽しませてもらい幸せだったんだと思います。
病死が続いていて苦しいですが、猫吉の具合が、今度は悪いです。ラッピーは今日、犬歯が抜け一段と爺さんになりました。
   
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