9月18日は鐘ヶ淵のサンバを堪能したあと、新浦安に向かった。ここは「浦安フェスティバル2016」で、いくつかの出し物の中に、サンバパレードがある。浦安といえばエストランジェイロスだが、ここではミストケンチの演舞だった。
鐘ヶ淵から東武スカイツリーラインに乗り、北千住で地下鉄日比谷線に乗り換える。八丁堀で京葉線に乗り換え、新浦安には16時01分に着いた。パレードは午後4時から開始だが、サンバは3つ目か4つ目のスタートなので、多少遅れても大丈夫だ。
それにしても、このトラベルミステリーのような乗り換えは何だ。いつも思うことだが、こんなに必死こいてサンバを見に行って、いったい何の得があるのだろう。サンバならこの日も、さんざん見たじゃないか。まだダンサーを見たいのか? 我ながらアホじゃないか、と思う。
ところで今月16日は、私用で外出したついでに学生団体のサンバを見に行こうとしたのだが、何となく面倒臭くなって、やめてしまった。確かに乗り換えは2回必要だったが、こんなもの何でもない。
こう言ったら語弊があるが、新浦安のミストケンチに向かうスケベ心があるのなら、学生団体のサンバを見に行けよ、って話である。オレだって若いダンサーが好きなのに、なぜ学生団体のサンバを回避してしまうのか、このあたりの心理がオレ自身理解できない。
やっぱり主催者側の「意向」が、オレを敬遠させるのだろう。主催者側にカメコ忌避の意向が見て取れれば、オレだって行くのを躊躇う。情報を出さないところに押しかけて撮影したって、お互い気分はよくないからだ。
閑話休題。新浦安のイベントは4つのエリアで構成されていた。その間をシャトルバスが走っているらしかったが、スマホで見る限り、パレード会場までは近そうだ。
それで駅から歩いたのだが、全然パレードが見あたらない。
駅前からの大通りは優に片道2車線はあり、埋め立て地だけあって、用地がだだっ広い。高い建物がないので見晴らしもよく、未来都市を歩いているかのようだ。
しばらく歩くとシャトルバス乗り場があったが、どうせ30分に1本とかだろ? それなら歩いたほうが早いと歩を進めたが、やっぱりパレードは見えない。
前方に、見覚えのあるカメコが歩いている。さらに地元民も足早に東京湾の方角に向かっているので、進行方向は間違っていない。しかしパレードの影も形もなく、オレの不安は解消されない。スマホのあの地図、かなり簡略化して描いてやがったな…。
それにしても、今日は朝から歩きっぱなしだ。さすがに脚が悲鳴をあげてきたが、まだ大丈夫だ。サンバカメコに必要なもの、それはスケベ心と体力である。
15分ぐらい歩いたら、スルドとカイシャの音が聴こえてきた。
ああ、サンバが始まってしまったのだ! 間に合わなかった!
オレはいっそう歩を早めるが、一向に追いつかない。ミストケンチはどんだけ早足でパレードしているのだ。
やっと追いついた。タンガダンサーは7~8人。サンバ界では有名な男性ダンサーがいて、トラックの上には外国人ダンサーやプシャドールらが登壇していた。
ダンサーらは泳いでいるかのように、路上を気持ちよさそうにステップする。東京湾特有の浜風が強い。天然自然の扇風機で、気持ちいい。歩道側は混んではいないが、ダンサーを撮影するにも広すぎて、誰を撮っていいか分からない。
しばらく行進すると、交差点のところでストップして演舞が始まった。
オレはミストケンチのメンバーがいまだに把握できていないのだが、男性ダンサーのように専属もいれば、他チームからの登録もあるように思う。今回はバルバロスやリベルダージで拝見したダンサーがいた。ピンクタンガのアジア系ダンサーは、3年前の浜松イベントで見たような気もするが、彼女は関東に住んでいたのだろうか。
この辺まで来ると、逆に歩道が混んできた。サンバカメコもいるが、さすがに数は少ない。しかし混雑に変わりはなく、オレは人の頭越しにバシャバシャ撮った。
また行進が始まる。チームはズンズン進んで、このままいったら東京湾にぶつかってしまいそうだ。あぁ、オレはダンサーを追っ掛けて、こんなところまで来てしまった。
バカじゃないか? オレは本当にバカじゃないか!?
チームはU字部分に差し掛かり、ここがゴール地点のようだ。ここでもう一度、一行が踊る。なかなかに優雅な踊りだった。
これにて演舞は終了。近くに控室があるかと思ったが、一行はそのまま駅方向に戻る。サンバカメコもぞろぞろついてゆく。
ダンサーはパレオなどつけず、堂々としたものだ。道の反対側、つまりこちら側にも見物客はいて、ピンクダンサーなどは丁寧にお辞儀をしている。御礼を言いたいのはもちろんオレたちのほうだ。
かなり歩いて、一行はフェードアウト。先ほどの道には、青森ねぶたが控えていた。この浦安フェスティバルは意外に大規模で、ほかにも博多どんたくや沖縄エイサーなどの演舞がある。ここにいて主要都市の踊りが見られるというわけだった。
オレも見たかったが、帰宅したい気分が上回った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/9a/def4d70a89a1d7a919cc7c809c07d0d4.jpg)
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ほかにもタンガダンサーがいたが、撮り損ねた。申し訳ありません。
鐘ヶ淵から東武スカイツリーラインに乗り、北千住で地下鉄日比谷線に乗り換える。八丁堀で京葉線に乗り換え、新浦安には16時01分に着いた。パレードは午後4時から開始だが、サンバは3つ目か4つ目のスタートなので、多少遅れても大丈夫だ。
それにしても、このトラベルミステリーのような乗り換えは何だ。いつも思うことだが、こんなに必死こいてサンバを見に行って、いったい何の得があるのだろう。サンバならこの日も、さんざん見たじゃないか。まだダンサーを見たいのか? 我ながらアホじゃないか、と思う。
ところで今月16日は、私用で外出したついでに学生団体のサンバを見に行こうとしたのだが、何となく面倒臭くなって、やめてしまった。確かに乗り換えは2回必要だったが、こんなもの何でもない。
こう言ったら語弊があるが、新浦安のミストケンチに向かうスケベ心があるのなら、学生団体のサンバを見に行けよ、って話である。オレだって若いダンサーが好きなのに、なぜ学生団体のサンバを回避してしまうのか、このあたりの心理がオレ自身理解できない。
やっぱり主催者側の「意向」が、オレを敬遠させるのだろう。主催者側にカメコ忌避の意向が見て取れれば、オレだって行くのを躊躇う。情報を出さないところに押しかけて撮影したって、お互い気分はよくないからだ。
閑話休題。新浦安のイベントは4つのエリアで構成されていた。その間をシャトルバスが走っているらしかったが、スマホで見る限り、パレード会場までは近そうだ。
それで駅から歩いたのだが、全然パレードが見あたらない。
駅前からの大通りは優に片道2車線はあり、埋め立て地だけあって、用地がだだっ広い。高い建物がないので見晴らしもよく、未来都市を歩いているかのようだ。
しばらく歩くとシャトルバス乗り場があったが、どうせ30分に1本とかだろ? それなら歩いたほうが早いと歩を進めたが、やっぱりパレードは見えない。
前方に、見覚えのあるカメコが歩いている。さらに地元民も足早に東京湾の方角に向かっているので、進行方向は間違っていない。しかしパレードの影も形もなく、オレの不安は解消されない。スマホのあの地図、かなり簡略化して描いてやがったな…。
それにしても、今日は朝から歩きっぱなしだ。さすがに脚が悲鳴をあげてきたが、まだ大丈夫だ。サンバカメコに必要なもの、それはスケベ心と体力である。
15分ぐらい歩いたら、スルドとカイシャの音が聴こえてきた。
ああ、サンバが始まってしまったのだ! 間に合わなかった!
オレはいっそう歩を早めるが、一向に追いつかない。ミストケンチはどんだけ早足でパレードしているのだ。
やっと追いついた。タンガダンサーは7~8人。サンバ界では有名な男性ダンサーがいて、トラックの上には外国人ダンサーやプシャドールらが登壇していた。
ダンサーらは泳いでいるかのように、路上を気持ちよさそうにステップする。東京湾特有の浜風が強い。天然自然の扇風機で、気持ちいい。歩道側は混んではいないが、ダンサーを撮影するにも広すぎて、誰を撮っていいか分からない。
しばらく行進すると、交差点のところでストップして演舞が始まった。
オレはミストケンチのメンバーがいまだに把握できていないのだが、男性ダンサーのように専属もいれば、他チームからの登録もあるように思う。今回はバルバロスやリベルダージで拝見したダンサーがいた。ピンクタンガのアジア系ダンサーは、3年前の浜松イベントで見たような気もするが、彼女は関東に住んでいたのだろうか。
この辺まで来ると、逆に歩道が混んできた。サンバカメコもいるが、さすがに数は少ない。しかし混雑に変わりはなく、オレは人の頭越しにバシャバシャ撮った。
また行進が始まる。チームはズンズン進んで、このままいったら東京湾にぶつかってしまいそうだ。あぁ、オレはダンサーを追っ掛けて、こんなところまで来てしまった。
バカじゃないか? オレは本当にバカじゃないか!?
チームはU字部分に差し掛かり、ここがゴール地点のようだ。ここでもう一度、一行が踊る。なかなかに優雅な踊りだった。
これにて演舞は終了。近くに控室があるかと思ったが、一行はそのまま駅方向に戻る。サンバカメコもぞろぞろついてゆく。
ダンサーはパレオなどつけず、堂々としたものだ。道の反対側、つまりこちら側にも見物客はいて、ピンクダンサーなどは丁寧にお辞儀をしている。御礼を言いたいのはもちろんオレたちのほうだ。
かなり歩いて、一行はフェードアウト。先ほどの道には、青森ねぶたが控えていた。この浦安フェスティバルは意外に大規模で、ほかにも博多どんたくや沖縄エイサーなどの演舞がある。ここにいて主要都市の踊りが見られるというわけだった。
オレも見たかったが、帰宅したい気分が上回った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/9a/def4d70a89a1d7a919cc7c809c07d0d4.jpg)
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ほかにもタンガダンサーがいたが、撮り損ねた。申し訳ありません。
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