ビバ!サンバ!!2

サンバ撮影日記

カメコ失格<後>

2016-08-09 01:07:13 | サンバ2016
ステージ前のカメコはしゃがんで、万全の態勢。
オレはYouTubeを見るのが好きではないが、今回の場所は初見参のため、「予習」をした。
その時、ステージのすぐ下から録っている映像があり訝しく思ったのだが、その真相はこれだったのだ。
でも、カメコはやっぱりこうでなくてはいけない。ステージ前に陣取るなんてオレにはできない、などとカッコをつけるのは目クソが鼻クソを嗤うの類で、屁の役にも立たない。
周りの目を気にせず、本能の赴くまま行動する彼らの精神こそ尊い。皮肉でもなんでもなく、心からそう思う。

サウージのみんなが、左手から登場した。10人近くのダンサーはそのまま客席を練り歩き、うち4人がステージに上がった。
彼女らは羽根を付けていない。屋内なのに珍しく、これはカメコにとってボーナスである。
オレはデジ一で撮ったが、遠すぎてダメ。いつぞやの大岡川の上のステージを思い出した。
オレは仕方なくビデオで録ったが、それでも遠い。やはりステージ下の特等席で撮るのがいいようである。
ステージのダンサーはメンバーチェンジ。オレは向かいの2階からそろそろと移動する。しまいには、1階に下りた。しかしこうするなら、最初からステージ前でしゃがめ、という話である。結局オレのようなどっちつかずの態度がいちばん損をするのだ。

踊りが一段落すると、今度はプシャドール?の歌が始まった。このイベントの表題は「Music Live 2016」なので、歌が入るのだ。
それが終わると、今度はダンサーが羽根を付けて登場し、興奮は最高潮に達した。
オレはあっちふらふら、こっちふらふらと、怪しい動き。上にも書いたが、オレがいちばんアブナそうに見える。

サウージのダンサーは、みなさんキレがいい。さすがに日本一のチームで、浅草に向けて準備万端というところ。
さらに素晴らしいのがバテリアで、お世辞にも人数は多くないが、各人がしっかり音を出して、完全にこの場を支配している。バテリアはバルバロスのそれが日本一だと信じていたが、この夜サウージの演奏を聴いて、両者は互角だと感じた。

大いに盛り上がって、9時10分ごろ終了。とはいえオレの撮影は中途半端な感じだった。
今思えば、このあたりからサンバ撮影の歯車が狂いだしたのだ。このあたりで今一度、フンドシを締め直さねばならなかった。
もしタイムマシンがあったなら、4日以降の行動を精査しろよ、とアドバイスしただろう。

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