9月第1週土曜日のサンバは、柏の「ふるさと田中みこし祭り」一択になった。昨年までは同日に立石があったのに、今年はサンバコーナーが消滅してしまったのだ。オレは昨年、立石を休んで柏にお邪魔したのだが、それがこんな展開になろうとは、あ然茫然である。
立石に行っとくんだった…。
ふるさと田中まつりは、柏で開催されるのはいいとして、交通費が高い。北千住からつくばエクスプレス(TX)に乗って、柏の葉キャンパスまで、22.5kmで565円って、どういう値段設定だよ。
その往復料金に、北千住までの交通費も含めると、かなりの額になってしまう。
それで何時間もサンバを楽しめるならまだしも、今回は40分前後。要するに費用対効果が悪いのだ。
今年は同じTXの三郷中央・におどり公園も体調不良で行かなかったし、今回も家で休もうと思ったけど、何とか家を出られたので、結局向かった。
TXに乗る。サンバでもなかったら絶対に利用しない路線で、我ながらよくやるよ。
途中、快速に乗り換えれば現地着は早くなったのだが、不案内なのでうっかりしてしまった。でも大事なく、サンバ開始時間までには何とか着いた。
この日の演舞は仲見世バルバロス。前週の浅草サンバカーニバルで2連覇を果たし、今回はその凱旋も兼ねている。
注目はサンバカメコの数だが、心配するほど増えていなかった。というのも、まつりの参加や見物の地元民のほうが、圧倒的に多かったからだ。またこの日は地方都市でもサンバイベントがあったらしく、コアなカメコはそちらに向かったらしい。
定刻になり、ステージ奥のビルの谷間から、サンバ一行が登場した。チームはダンサー7人、バテリア7人前後の構成で、昨年と同程度だ。大所帯バルバロスにしてはバテリアの頭数が少ないが、そこは予算に応じているのだろう。
オレはステージがっつり派ではないのでそこまで移動したが、人が多くて思うように撮れない。お尻専門に撮影しているビデコは、その人垣の内側、つまり演舞側の最前列をスイスイと歩く。この図々しさがオレにはない。
一行はステージの前を素通りして直進する。昨年と同じルートで、この外周を時計回りに進むのだ。
オレも追っ掛けたいが、その内側のロータリー部分は出店がいっぱいあり、地元客がごった返しているので、やっぱり撮影がままならない。オレが若干柏を敬遠した理由、それはこの撮影環境の悪さにもある。サンバカメコはサンバを見るのではなく、ダンサーを撮影するのが目的なので、こうした欲求不満はままあるのだ。
チームは10時の位置から左に抜け、そこから直線道路をたぶん往復する。もちろんそこもまつり会場で、今は歩行者天国になっている。左右に出店があり、中央部分に見物客が列をなしている。オレもそこに陣取り、やってくるダンサーをやっとカメラに収めた。
だが、例の尻撮り専門カメコがオレの対面でしゃがんでいて、バッチリ画面に入ってしまった。
よく屋台の真ん前でしゃがめるよねえ。このオッサンもオレと同病だから非難はしないけど、これじゃあオレがいい写真を撮っても、ボツにせざるを得ないよ。
チームはぐるっとUターン。車道の中央にいたオレたちは体をくるっと反転させるだけでよい。
しかしやっぱり人が多くて、日差しがキツイこともあり、いい写真が撮れない。
ダンサーは美人ぞろいでスタイルもよく踊りも完璧だが、あまりにも完璧すぎて、やや写欲が鈍るところがある。むしろアハスタォンの白ダンサーのように、「踊りはまだまだだけど、一生懸命踊ってます」という素人感があったほうが、こちらも萌える、というところはある。サンバカメコの意識は複雑なのだ。
チームはステージに戻って、バテリアの演舞。数は7人で、スルド2、ヘビニキ3、ショカーリョ、アゴゴ各1とこれだけで、十分音楽になっているのがすごい。
ダンサーが壇上に上がって、一踊り。それが終わると、バテリアの一人がマイクを取った。
「今年も柏の皆さんに、浅草優勝の報告をさせていただけることを、嬉しく思います」
これは演者側も招待者側にもうれしい言葉だ。
続いてダンサーの踊りが始まる。7人が横にズラッと並んで、何かのショーのようだ。動きにキレがあって、一糸乱れぬ動き。まさに職人のごとくで、ほかのチームのダンサーとは一味も二味も違う。
最後はダンサーが手を取り合って、観客にキレイにお辞儀して終了。やっぱり素晴らしいよバルバロス。TXに乗って来た甲斐は十分にあった。
立石に行っとくんだった…。
ふるさと田中まつりは、柏で開催されるのはいいとして、交通費が高い。北千住からつくばエクスプレス(TX)に乗って、柏の葉キャンパスまで、22.5kmで565円って、どういう値段設定だよ。
その往復料金に、北千住までの交通費も含めると、かなりの額になってしまう。
それで何時間もサンバを楽しめるならまだしも、今回は40分前後。要するに費用対効果が悪いのだ。
今年は同じTXの三郷中央・におどり公園も体調不良で行かなかったし、今回も家で休もうと思ったけど、何とか家を出られたので、結局向かった。
TXに乗る。サンバでもなかったら絶対に利用しない路線で、我ながらよくやるよ。
途中、快速に乗り換えれば現地着は早くなったのだが、不案内なのでうっかりしてしまった。でも大事なく、サンバ開始時間までには何とか着いた。
この日の演舞は仲見世バルバロス。前週の浅草サンバカーニバルで2連覇を果たし、今回はその凱旋も兼ねている。
注目はサンバカメコの数だが、心配するほど増えていなかった。というのも、まつりの参加や見物の地元民のほうが、圧倒的に多かったからだ。またこの日は地方都市でもサンバイベントがあったらしく、コアなカメコはそちらに向かったらしい。
定刻になり、ステージ奥のビルの谷間から、サンバ一行が登場した。チームはダンサー7人、バテリア7人前後の構成で、昨年と同程度だ。大所帯バルバロスにしてはバテリアの頭数が少ないが、そこは予算に応じているのだろう。
オレはステージがっつり派ではないのでそこまで移動したが、人が多くて思うように撮れない。お尻専門に撮影しているビデコは、その人垣の内側、つまり演舞側の最前列をスイスイと歩く。この図々しさがオレにはない。
一行はステージの前を素通りして直進する。昨年と同じルートで、この外周を時計回りに進むのだ。
オレも追っ掛けたいが、その内側のロータリー部分は出店がいっぱいあり、地元客がごった返しているので、やっぱり撮影がままならない。オレが若干柏を敬遠した理由、それはこの撮影環境の悪さにもある。サンバカメコはサンバを見るのではなく、ダンサーを撮影するのが目的なので、こうした欲求不満はままあるのだ。
チームは10時の位置から左に抜け、そこから直線道路をたぶん往復する。もちろんそこもまつり会場で、今は歩行者天国になっている。左右に出店があり、中央部分に見物客が列をなしている。オレもそこに陣取り、やってくるダンサーをやっとカメラに収めた。
だが、例の尻撮り専門カメコがオレの対面でしゃがんでいて、バッチリ画面に入ってしまった。
よく屋台の真ん前でしゃがめるよねえ。このオッサンもオレと同病だから非難はしないけど、これじゃあオレがいい写真を撮っても、ボツにせざるを得ないよ。
チームはぐるっとUターン。車道の中央にいたオレたちは体をくるっと反転させるだけでよい。
しかしやっぱり人が多くて、日差しがキツイこともあり、いい写真が撮れない。
ダンサーは美人ぞろいでスタイルもよく踊りも完璧だが、あまりにも完璧すぎて、やや写欲が鈍るところがある。むしろアハスタォンの白ダンサーのように、「踊りはまだまだだけど、一生懸命踊ってます」という素人感があったほうが、こちらも萌える、というところはある。サンバカメコの意識は複雑なのだ。
チームはステージに戻って、バテリアの演舞。数は7人で、スルド2、ヘビニキ3、ショカーリョ、アゴゴ各1とこれだけで、十分音楽になっているのがすごい。
ダンサーが壇上に上がって、一踊り。それが終わると、バテリアの一人がマイクを取った。
「今年も柏の皆さんに、浅草優勝の報告をさせていただけることを、嬉しく思います」
これは演者側も招待者側にもうれしい言葉だ。
続いてダンサーの踊りが始まる。7人が横にズラッと並んで、何かのショーのようだ。動きにキレがあって、一糸乱れぬ動き。まさに職人のごとくで、ほかのチームのダンサーとは一味も二味も違う。
最後はダンサーが手を取り合って、観客にキレイにお辞儀して終了。やっぱり素晴らしいよバルバロス。TXに乗って来た甲斐は十分にあった。