櫓で踊る

11日の山の日は、埼玉県三郷でサンバ。におどり公園での盆踊り大会で今年が３回目だが、オープニングでサンバが初登場するらしかった。チーム名は調べなかったので、行ってのお楽しみだ。
常磐線に乗り、北千住でつくばエクスプレスに乗り換える予定。サンバカメコなんかやっていると、ふだん乗らない電車を利用することがあるが、つくばエクスプレスなどは最たる例で、サンバでもないとまず乗らない路線だ。
北千住のひとつ手前の南千住で降りたのがちょっとした失敗で、時間をロスした。
つくばエクスプレスに乗り換えて最寄り駅の三郷中央に降りたのは、サンバスタートの３時直前だった。でも、におどり公園は駅の真ん前である。
演者はリベルダージだった。志村の前にまたこのチームが観戦できるとはうれしい。
お盆の時期とあって、さすがにカメコは少ない。しかし常連組の顔はしっかりある。やはりみんな筋金が入っているのだ。
空はまたも快晴で、リベのチームカラーによく似合う。
スタート。タンガダンサーは12人前後で、いずれもおなじみの顔だ。ダンサーとの距離は近すぎるくらい。これがサンバの醍醐味である。
ポルタバンデイラはオレお気に入りの女性だ。彼女はタンガもよく似合い、かつてはそのダイナマイトバディで豪快な踊りを見せてくれたが、その本領はポルタバンデイラにある。背も高く高貴な雰囲気があり、彼女こそBest ofポルタバンデイラと思う。
バテリアの軽快な音楽に乗って、チームは軽やかに行進する。
橋を渡ったのがちょっとしたアクセント。そういえば松戸市のセレージャサンバで、橋を渡った時があった。
におどり公園は基本的に原っぱで、周りに高い建物もないので、開放感満点だ。オレも撮影と拍手を繰り返す。
おっ…？　Ｔシャツの女性スタッフは、いつものタンガダンサーではないか？　先日はブロコ大宮でポルタバンデイラをやっていた…。彼女、だからタンガで踊ってくれよォ!!
でも、素顔の彼女もなんか魅力的だった。

ここは盆踊りがメインだから櫓が組まれており、今度はそこで踊る。舞台は２層になっており、最上階は定員１人、その下に数人のダンサーが踊るスペースがある。
ダンサーが順番に位置につき、バテリアの演奏に乗って、盆踊りのように回遊しながら踊り始めた。
オレたちカメコは止まっていても、次から次へとダンサーがやってくる。いままでありそうでなかったシステムで、これはカメコにとって最高の撮影環境ではないか？
地元民に混じって撮影するのは気が引けたが、オレはバシャバシャ写真を撮った。





























かなり盛り上がって、サンバ終了。40分以上も踊ってくれた。リベルダージの皆さん、ありがとう。

まわりには屋台が出ていて、地元の人がやっているらしかった。オレはやきそばを買ったが、これが定番の味でうまかった。
これで帰るのもさびしいので、この後の源流太鼓も拝見した。小学生の男女が一生懸命太鼓を叩いているのを見ると、サンバダンサーを撮るために、はるばる三郷まで遠征してくる自分がゴミ虫に思えた。

この日はビデオも併用して録ったのだが、うち１シーンが何かの不手際で消えてしまった。
やはり今年のサンバ観戦は、なにがしかのケチがついているのである。