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長野県政:民主党菅代表代行が脱ダムからの転換を批判

2007年02月08日 17時59分16秒 | 政治・社会
菅直人民主党代表代行が、「穴あきダムは安全が実証されていない」「官製談合をする材料を広げようとしている」として村井知事の脱「脱ダム」を批判したという。

長野県の脱ダム転換を批判=「官製談合の材料に」-民主・菅代表代行(yahoo!ニュース 2月8日17時1分配信 時事通信)
==== 引用 ====
 民主党の菅直人代表代行は8日の記者会見で、長野県が、田中康夫前知事時代に打ち出した「脱ダム宣言」を転換してダム建設を進める方針を示したことについて、「国土交通省の意向に沿ったものだ。官製談合をする材料を広げようとしており、許せない」と批判した。その上で「無駄な公共事業をストップさせるため徹底的に戦う」と語った。
 また、同県が増水時だけ水をためる治水専用の「穴あきダム」を計画していることについて「何としてもダムを作りたい国交省が考え出した仕組みだ。本当に安全か検証されていない」と指摘した。
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先のエントリーで、穴あきダムとなることに関しては仕方ないと書いたが、スリット入りの堰堤と同様に、穴へのストレスからダムの崩壊が起こらないのかなど安全性に関する実証には疑問が残るところ。加えて、急に水がたまることでの周囲の土中へ染み込む水分によって、土砂が崩落しないかも見えないところ。
そのあたりのデータを納得いく形で出して欲しいと思うし、そもそもがコンクリート屋を設けさせるためのダムありきだとすでば論外。
土建屋としては、ダムを作らずあふれる治水の方がコストがかかるのだから、儲けは遊水地などを組み合わせたあふれる治水の方がいいはずなのに、ダム建設推進派はコストはダムの方が安いとしてなんとしてもダムを作りたがっていた。

その裏に一体何があるのか。ダム建設を前提に周辺の道路を作るための予算をダム建設予算から出しているという話もあり、いまさらダムを作らないとはいえない状況だたっとも言われている。

官製談合を止めるために脱ダムからの方針転換を批判するというのは、あふれる治水の方が実のところ将来的にもコストがかさむことを考えれば、土建屋にとってはありがたいはずなのだから、あまり適切ではない気はしている。

それよりも、官製談合が起こるシステム的な部分を見直すことを提案した方がいいと思うのだが。



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