雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

彼はどこへ行こうとしていたのだろうか

2018-06-11 08:09:39 | 私の好きなフレーズ
          『 彼はどこへ行こうとしていたのだろうか 』

「彼はどこへ行こうとしていたのだろうか」
樹海に広がる雲が天の雲と交わる辺りを見渡しながら、私は明け方見た山道を行く男のことを思いだしていた。そして、あれは夢だったのかも知れない、とも思った。


                         ( 「ランプの出湯」第7回より )

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