心の花園 ( 28 )
時は流れる
心配なんて、いつまでたっても無くなるものではありませんよ。
でもね、自分がその年頃のころ、何をしていたかを考えてみますと、まあ、あまり大きなことも言えませんよ。
心の花園の片隅に、ひっそりと植えられている「ゆずりは」でも眺めて下さいな。
結構大きくなる木なのですが、何だか控え目に見える植木なんですよね。
「ゆずりは」というのは、いかにも作られたような名前ですが、ユズリハ科の常緑の高木で、正式の名前なのです。ただ、漢字書きする時には、いろいろな文字が当てられています。「𣜿」「𣜿葉」「譲葉」「交譲木」などがあり、「親子草」という別名もあるようです。古くは「ユズルハ」と呼ばれたそうですが、これもなかなか味のある呼び方です。
この木にも、初夏にはピンクの花が咲き、夏には葡萄に似た実をつけます。それぞれに楽しませてくれると思うのですが、やはりこの木は、名前の由来ともいえる若葉が一番珍重されるようです。
「ゆずりは」は、春、枝先に若葉が出てくると、前年の葉がその場所を譲るかのように散ってゆきます。
その様子が、親が子に譲る姿に見えるのでしょうか、家が代々続いて行く姿に見立てて縁起の良い木とされ、正月飾りや庭木に使われることも多いのです。
「ゆずりは」の花言葉は、「若返り」とか「世代交代」とされていますが、そのまま「譲り葉」としているものもあります。花言葉としては具体性に欠けるかもしれませんが、「譲り葉」というのは何とも良いではありませんか。
まあ、頑張れるだけ頑張ることも大事ですが、私たちは「止まることなく流れ続けている時」の中に生きています。いつまでもこのままで良い、というものなど一つもないのですよ。
時は流れる
心配なんて、いつまでたっても無くなるものではありませんよ。
でもね、自分がその年頃のころ、何をしていたかを考えてみますと、まあ、あまり大きなことも言えませんよ。
心の花園の片隅に、ひっそりと植えられている「ゆずりは」でも眺めて下さいな。
結構大きくなる木なのですが、何だか控え目に見える植木なんですよね。
「ゆずりは」というのは、いかにも作られたような名前ですが、ユズリハ科の常緑の高木で、正式の名前なのです。ただ、漢字書きする時には、いろいろな文字が当てられています。「𣜿」「𣜿葉」「譲葉」「交譲木」などがあり、「親子草」という別名もあるようです。古くは「ユズルハ」と呼ばれたそうですが、これもなかなか味のある呼び方です。
この木にも、初夏にはピンクの花が咲き、夏には葡萄に似た実をつけます。それぞれに楽しませてくれると思うのですが、やはりこの木は、名前の由来ともいえる若葉が一番珍重されるようです。
「ゆずりは」は、春、枝先に若葉が出てくると、前年の葉がその場所を譲るかのように散ってゆきます。
その様子が、親が子に譲る姿に見えるのでしょうか、家が代々続いて行く姿に見立てて縁起の良い木とされ、正月飾りや庭木に使われることも多いのです。
「ゆずりは」の花言葉は、「若返り」とか「世代交代」とされていますが、そのまま「譲り葉」としているものもあります。花言葉としては具体性に欠けるかもしれませんが、「譲り葉」というのは何とも良いではありませんか。
まあ、頑張れるだけ頑張ることも大事ですが、私たちは「止まることなく流れ続けている時」の中に生きています。いつまでもこのままで良い、というものなど一つもないのですよ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます