雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

ふたたびワクチン論争

2021-12-04 19:04:46 | 日々これ好日

      『 ふたたびワクチン論争 』

    ふたたびワクチン論争が 目立ってきた
    三回目のワクチンを 何か月後に始めるのかが
    注意を集めかけたところに
    オミクロン株の登場で 
    八か月後からでは遅すぎるという声が 優勢になってきたが
    接種の体制と言いながら 実は ワクチンそのものが足らないというのが
    八か月後からに拘っている 主因らしい
    わが国が一番大切なのは分かるが
    この感染症は 世界中の流行を抑えなければ 収束しない
    金と人脈で ワクチンを集めることが 立派とは言い切れないことも
    私たちは 考えるべきだとも思う
    国産ワクチンの 一日も早い登場を!!

                     ☆☆☆ 

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双子のような姪

2021-12-04 08:01:30 | 私の好きなフレーズ

   『 あんなにおっとりした子が、何をどう急いだのか、早くに死んでしまった。 』


一番上の姪は、わたしより一つ年下だったが、ふっくらとして大きいので、どちらが年上だか分からないほどだった。
二人は、特別似ているわけでもないと思うんだが、他人さんが見るとよく似ているらしく、よく双子や双子やとからかわれた。
わたしはそれが嫌で、どこがそんなに似てるのやと文句を言うと、今度は、似てない双子や 似てない双子やと、からかうんよ。
        ( 中略 )
あの子は、身体もふっくらしていたけれど、気持ちもゆったりとしていたなあ。わたしは こせこせと動き回っていたが、あの子は いつも おっとりとしていた。やさしい良い子だった。
あんなおっとりした子が、何をどう急いだのか、早くに死んでしまった。まだ 数え年の十八かそこらだったと思う。 
わたしは、もう家を離れていたけれど、話を聞いたときは、とても悲しかったねぇ。

          ( 「さても このごろは」 双子のような姪 より )  

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