雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

どうにもやりきれない

2019-05-28 19:15:57 | 日々これ好日
        『 どうにもやりきれない 』

     川崎市で 無差別殺人と思われる事件
     何ゆえの行動なのか
     何とも腹立たしく どうにもやりきれない
     被害に遭われた方々や 家族の方々の気持ちを思うと
     表現する言葉を知らない・・・

                       ☆☆☆
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ゆったりと身を任せ

2019-05-28 08:32:50 | 麗しの枕草子物語
     麗しの枕草子物語  
               ゆったりと身を任せ

四月の終わりに長谷寺に詣でて参りました。
その時に「淀の渡り」というものを経験いたしました。牛車ごと船に乗せて行くのですが、菖蒲や菰(コモ)などが水面わずかに見えているのがとても可愛くて、従者に取らせましたところ、とても長いので驚きました。
菰を積んだ船がゆったりと通っているのがとても情緒深く、『高瀬の淀に・・・』と詠まれたのは、このような景色のことなのだと、しみじみと感じられました。


五月の三日に帰ってきましたが、小雨が降っている時に菖蒲を刈るということで、小さな笠を付け、脛をむき出ししにした男童などが動いている姿が、まるで屏風の絵を見ているようで、穏やかな心情がゆったりと伝わって参ります。


(第百九段・卯月の晦がたに・・、より)
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