雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

友を大切に ・ 心の花園 ( 36 )

2013-03-30 08:00:00 | 心の花園
          心の花園 (36)

            友を大切に


友と呼べるような人は、そうそう得られるものではありません。
いくらこちらが望み、一生懸命に尽くしたところで、その結果として本当の友人など得ることなどありません。
少々の意見の違いや感情の行き違いがあったとしても、あなたが信頼できる人物だと思っているのであれば、絶対に絶縁状態などにしてしまってはいけません。
もっとも、真の友というものは、一時の衝突などで途絶えてしまうような関係でないことも事実ですが・・・。

心の花園の藤棚で一休みしてくださいな。
淡い紫色の房は、他の花の追随を許さない見事な存在感を示しています。
「藤」は、わが国原産の花木で、古くから人々に珍重されてきました。
かの清少納言は枕草子の中で、『あてなるもの、水晶の数珠、藤の花』と書き残しています。また、「藤」を女性に、松を男性にたとえて、この二本を近くに植える風習があったそうです。

いずれにしても、この独特の雰囲気をもつ藤の花を見ていますと、心が落ち着き、たいていのことは許せる気持ちになってきますよ。
「藤」の花言葉は「歓迎」です。藤の花と共に、あなたも歓迎の門扉を開いてくださいな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする