田熊みうま会 尾道市因島から発信中

昭和40年度生まれで 田熊小学校・田熊中学校に通った人のブログ

因島・田熊の方言・慣用句(35)「あかぁ」

2021年09月28日 | 因島・田熊の方言・慣用句
形容詞として使う場合は「明るい」「赤い」という意味で
「台所の電気を交換したら"あかぁ"のぉ」(明るいですね)
とか
「これは、よう熟れて"あかぁ"(赤い)トマトじゃのぉ」
てな感じで使います

動詞+助動詞では「開(空)きます」となります。
「ちいと建付けが悪いけど、思い切り引っ張ったら"あかぁ"」(開きますよ)
てな感じです。

なので
A「まだ外は"あかぁ"のに、もう飲んどるんか。顔が"あかぁ"で」
(まだ外は"明るい"のに、もう飲んでいるのですね。顔が"赤い"ですよ)
B「たまにゃあえかろうが。それより二本目の酒の蓋が開かんのじゃ」
(たまには良いでしょう。それより二本目の酒の蓋が開かないんです)
A「飲みすぎじゃろうが。貸してみぃ、この位すぐ"あかぁ"」
(飲みすぎではないですか。貸してごらんなさい。この位すぐに"開きます"よ)
B「二本目もすぐ"あかぁ"」(空いてしまいます)
となって"あかぁ"の連発劇もあるかもです。

島内での常用度★★★★★(普通によく聞く)
島外での難解度★☆☆☆☆(通じると信じたい)
ではまた次回
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田熊の秋祭り(ニュース映像)

2021年09月22日 | 令和3年因島・田熊・仲間の話題
新型コロナの影響で、前年に続き今年も田熊町区長会主催の秋祭りは中止となってしまいました。少しでも秋祭りの気分と雰囲気を味わえたらと、令和元年に尾道ケーブルテレビ(ちゅピCOMおのみち)で放送されたニュース映像をアップしました。下記リンク又は画像からご覧いただけます。町内や田熊八幡宮、山車、子供神輿の様子が映っています。来年は開催出来たらいいですね。
田熊八幡宮の秋季大祭は10月7・8・9日と前年同様短縮バージョンで行われますので、ぜひお参りください。
Youtube(3分47秒)


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因島・田熊の方言・慣用句(34)「はみ」「どんびき」

2021年09月21日 | 因島・田熊の方言・慣用句
「毒へビ(主にマムシ)」と「カエル」のことす。
「はみ」は、獲物を丸飲みすることから「食む」が変化した、或いは古語の「はみ(へび)」を受け継いだとも考えられます。
「どんびき」はヒキガエルの鈍重な雰囲気を加えたものでしょうか。カエル全般に使いますが、大きなカエルというイメージがあります。


A「〇〇池には、ようけ"どんびき"がおるんじゃ」
B「そりゃ気を付けんと"はみ"が寄ってくるで」
「はみ」に睨まれた「どんびき」ですね。。。

庭に"はみ"がトグロを巻いていたので、どうしたらよいかある人に相談したところ、
「まず、長い棒かバールで頭を押さえつけてのぉ」
「ふんふん、それで?」
「空き瓶の口を近づけたら入るけぇ、焼酎にしたらええんじゃ」
それができたら、そもそも相談しませんwww
まさに「ドン引き」です(笑)

島内での常用度★★★★☆(まだよく聞く)
島外での難解度★★★☆☆(西日本では通じることも)
ではまた次回
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因島・田熊の方言・慣用句(33)「げし」

2021年09月14日 | 因島・田熊の方言・慣用句
「げし」といっても「夏至」のことではありません(笑)。
急な傾斜面や崖、土手、畑の斜面の部分などを表します。海岸の壁面に対しても使います。
岩石や土地などが切り立った所を「山ぎし(岸)」といいますので、「岸(きし)」→「ぎし」→「げし」と変化していったのではないかと想像しています。普通に「ぎし」と使う人もいます。

例1
「家の裏の"げし"が雑草で"がっそ"になってしもうて、刈らにゃあいけんのじゃが、暑いけぇ"たいぎい"んじゃ」
(家の裏の"土手"が雑草で"ボーボー"になってしまいも、刈らないといけないのですが、暑くて"面倒"なんです)

例2
「この"げし"を登って行くんか。こりゃ草履じゃ無理じゃのう」
(この"斜面"を登って行くのですか。これは草履では無理ですね)
てな感じで使います。

子供の頃、堤防の端から落ちて、堤防の「げし」をよじ登ったことがあります。今なら(((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル)

島内での常用度★★☆☆☆(少なくなってきたかも)
島外での難解度★★★☆☆(中国地方なら通じるかも)
ではまた次回
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因島田熊町の人口(令和3年)

2021年09月11日 | 令和3年因島・田熊・仲間の話題
今月の田熊公民館だよりに掲載されていました(7月31日現在)。前年度から125人減少して、3296人となっています。令和元年では3499人ですので、一昨年からは203人減少したことになります。
過去の人口動静は令和元年9月12日記事(田熊町の人口)をご覧ください。
私たちが子供の頃から比べると約半数になっています。


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因島・田熊の方言・慣用句(32)「とっぱ」

2021年09月08日 | 因島・田熊の方言・慣用句
「大言壮語」、「大物言い」、さらに派生して「いいかげん」などという意味で、人物評として使用されます。「へいかち」のように突撃ラッパが短縮された新しい方言の可能性も探りましたが、どうやら突飛(とっぴ)が訛ったものと考えた方が妥当なようです。
「とっぱぁ」と伸ばす場合もあります。

「あんかはホンマ"とっぱぁ"じゃわい」
(彼は本当に"大物言い"です)
とか
「こんなの"とっぱ"に惑わされたらいけんで」
(彼の"大言壮語"に惑わされたら駄目ですよ)
あるいは
「たいがい、勢いのええことを言うやつほど"とっぱぁ"'よ」
(大体、勢いの良いこと言う人ほど"いいかげん"な人です)
てな感じで使われます。

基本的にネガティブな人物評ですので、面と向かって言うと確実に人間関係を壊します(笑)

島内での常用度★★★★☆(まだまだ現役)
島外での難解度★★★★☆(通じない気がします)
ではまた次回
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因島・田熊の方言・慣用句(31)「もぶれる」

2021年09月01日 | 因島・田熊の方言・慣用句
「まとわりつく」「からみつく」「つきまとう」などの意味ですね。「もつれる」が訛ったものと思われますが、ほこりや砂に「まみれる」ことも「もぶれる」と言いますので、「もつれる」と「まみれる」のハイブリッド&訛りという方言に時々あるパターンかもです。

「ワシが新聞読みよったら孫が”もぶれて”きてのぉ。遊んでくれ言うんかと思うたら小遣いくれじゃった」
とか、
「8月下旬に泳ぎに行ったらモバやらクラゲが”もぶれる”んじゃ」
てな感じで使いますね。

久しぶりに物置を掃除したら蜘蛛の巣が”もぶれ”ついた人いませんか?
私がそうです(笑)

島内での常用度★★★★☆(普通に使用)
島外での難解度★★☆☆☆(なんとなく通じるはず)
ではまた次回
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