絵本「林檎の木のうた」（神沢利子・文＋大島哲以・絵）の紹介
林檎の木々に包まれた村の少女の成長を描いた絵本です。一人の少女の生い立ちを、林檎の木に託したような物語ですが、美しい自然に育まれた命が時代の運命に翻弄されていく姿を、大島さんの絵がみごとに表現している。私の好きな絵本の一冊ですが、歳を重ねるのならこの主人公のように淡々と生きたいものです。
体に優しいお茶（中日新聞記事から）
私はお茶が好きで、よく飲みます。毎日飲むものですから、自分で選んで買いますが、何かといただくことも多い。金沢でお茶といえば焙じ茶ですが。なかでも茶の茎を焙じてつくる「棒茶」を意味することが多く、お茶といえば茶色の棒茶を思い浮かべるくらい親しまれているお茶です。その棒茶の中でも味と品質でおすすめの棒茶が『献上加賀棒茶』芳ばしく、ふくよかな香りは絶品です。ほうじ茶（焙じ茶）とは、番茶や緑茶などを強火で炒って、香ばしさを引き出したお茶のことですが。この他に、緑茶や番茶を仕上げる過程で選別した形の大きい葉や茎を混ぜ合わせ、焙じたものも含まれます。焙じることによって渋味が少なくなるため、香ばしさとすっきりとした軽い味が楽しめます。カフェインやタンニンが少なくなるため子供やお年寄り、病人にも適した体にやさしいお茶といえます。緑茶などとは異なり、残念ながらダイエット効果は無いといわれています。その私も、街に出かけたときは、むろんコーヒーですが。