中川輝光の眼

アトリエから見えてくる情景
paraparaart.com ArtDirector

今多用している筆です

2007-03-11 | 美術を考える

今多用している筆です

水彩を描くのに使う筆です。使う筆の種類は多い方です。水彩は、構想を練るときに使うことが多く、手早く何枚も描くので、描く前に3~4本選んでおくのです。最近よく使うのは、スポイトのような筆です。万年筆のように、絵の具やインクを入れることができますので使いいいのです(的確な線を描くのに使うことが多い)。

 

 


筆置き専用陶器筒(絵を描くときの小道具)

2007-03-11 | 美術を考える

筆置き専用陶器筒(絵を描くときの小道具)

筆置き専用陶器筒といっても、これは私が造ったもの。当初箸置き用に造ったものを、洗った後の筆に使ったら、これが使いよい。転がらない、汚れない。以前は、筆を2~3本水入れに放り込んで使っていたのですが、手早く筆を使い分けるタイプの私には使いづらいやり方でした。陶器ですので、置いた筆は常に適量の水を含んでいますし、色の調整も最小限でいいのです。転がらない陶器の器なら、どれでも同様に使えます。私の友人に九谷焼をしている人がいましてね、釜入れのときに私の作品?を片隅に入れておくのです。だから、私の周囲に自作陶器の小物がいくつかあるのです。


顔の美しさととまどい

2007-03-11 | 美術を考える

顔の美しさととまどい

人を描くとき、顔の翳りが画面に大きく影響することがある。表向きの顔で充分の時と隠された表情を少し出したい時とで表現が変わる。人の何を表したいかで決まるものですが、目の前のモデルの顔の翳りに左右されることも多い。目を閉じて、イメージする人に近づけたいと思いながら描くことの難しさがそこにある。私にとって絵は写実ではない。幻は容易に容認できるが、現実の翳りではあまり美しくない。だから、美しいものには常に不気味さが伴う。顔も例外ではない。今描いているこの顔が、もう少し背景に沈んでいくなら、この絵はあと数日で仕上がるのに。