緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

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水遣りの日々

2022年08月12日 | 日記
この暑いのに私は水遣りの日々です。
先日はボランティアをしている博物館の圃場に行き、綿花や藍などに水遣りしてきました。
綿は摘み取って糸紡ぎや機織りに使います。
藍は藍染用です。

博物館は同じ市内にあるのですが、二つの市バスを乗り継いで1時間くらいかかります。
博物館の水遣りも当番制で1カ月に1回まわってきます。
一人でするんですけど、いやー、楽しくないですね(笑)
とにかく暑くって・・・。

最初、暑いので半袖のTシャツでやろうとしたのですが、日射で腕が痛くなって上着を羽織りました。
小一時間かかりました。

報告書を書くために、博物館内のオフィスに入ったのですが、その前に入り口で体温計ったら37度でした。
私、熱がほとんど出ない人なんですが、微熱状態になってました。
37.5度以上だと博物館に入れません。

家に帰って、ヘロヘロだったのですが、体組成計に乗ったらあらゆる数値が良くなっていて、体内年齢も53歳で、実際より10歳以上若い状態。
雑巾を絞るみたいに体の汗を絞ったら数値って良くなるのかもしれませんが、しんどいです。
昼からは寝てました。

私の水遣りは博物館のボランティアの水遣りだけでなく、シニアの学校の家庭園芸科の水遣りもあるし、もちろん自宅の庭の水遣りも朝早く起きて二日に一度やってます。
私が住んでいる地域、天気予報では毎日のように雨が降るようなことを言うのですが、雨が降った試しがありません。
ですから嫌でも水遣り婆さんになってます。


          


最近のニュースで印象的だったこと。
情報番組の「ミヤネ屋」で橋下徹氏と、長年にわたり旧統一教会問題に携わっている紀藤弁護士が議論し、橋下徹氏が紀藤弁護士に徹底的に論破されたこと。

私は「ミヤネ屋」はあまり好きではなく、滅多に見ないので当該放送も見ませんでした。
ただ最近「ミヤネ屋」が旧統一教会問題に積極的に取り組んでいることは知っていました。
今回の放送も、橋下徹氏がホントに現実を見ているのかと思うような反動的な発言を繰り返している中での紀藤弁護士との顔合わせでした。
私はその議論の概要を色々な記事で知りました。特に参考にしたのはここです。

要するに橋下徹氏はカルト団体を取り締まる「反カルト法」は信教の自由に抵触するので作ることは出来ないと言うわけです。
橋下徹氏があれこれ喋った後、紀藤弁護士は橋下徹氏の指摘は既に40年前に欧米で議論されていたこと蒸し返しているだけであり、ほぼ解決していると言ったわけです。

実は私も今回の安倍氏銃撃事件を受けて「反カルト法」に興味を持ち、フランスの「反カルト法」についてネットで調べたりしてました。
そういうのを参考にしたら日本でも信教の自由を侵すことなく「反カルト法」は十分に成立可能なんです。
(「反カルト法」がどういうものかはちょっとググれば分かる事ですからここでは説明しません。)

法律のド素人の私でもネットで調べて知っていたことを橋下徹氏はなぜわざわざ持ち出して、何十年もカルト問題に取り組んでいたベテラン弁護士相手に話したのか、不思議極まりないです。
ネットでは紀藤弁護士が鋭いとか色々と評判になっていましたが、紀藤弁護士は確かに鋭いのでしょうけど、それ以上に橋下徹氏がアホとしか言いようがないのではないかと私は思いました。

この番組の中で橋下徹氏が提言したことで、ネットでもあまり取り上げられていない謎提言もありました。
カルト宗教団体のように問題のある団体の認定は、個々の政党が行い、その上でその政党が付き合わなければ良いというようなこと。
そうすれば政治と宗教の問題は解決するらしいのですが・・・。
橋下徹氏、問題の本質が分かっているのかな?

その伝で言うと、例えば自民党が旧統一教会を問題のある団体と認定していなければ、政治家がどれだけ深くその団体と付き合っても問題はないということになります。

でもこの問題で重要なことは、無茶苦茶な集金システムを持っていることや、詐欺商法を常態的に行い、その結果、多くの家庭を壊し、人を不幸に陥れている団体を信教の自由の名の元に野放しにしていて良いのかということです。
さらに、そういうことを十分に分かっていながら、旧統一教会と深い関わりを持っていたから安倍氏をはじめとした政治家が批判されているわけです。

橋下徹氏の視点には、政治家は国民を守ることが仕事であるという当たり前のことが欠落しているみたいです。
橋下徹氏の考えは、多くの被害を出し、個々の事案で何度も裁判で負けているカルト団体の存続を許し、そこと結びつく政治家を守ることが目的みたい。
そんなことより「反カルト法」、日本でも早く作って欲しい。

さらに橋下徹氏は元文部・文化官僚の前川喜平氏が「法律違反をやっていた」と攻撃するわけですが、その点に関する紀藤弁護士の反論は見事で、なるほど実際の行政手続きの上に立てば全く問題がないことが理解できるものでした。
それ以上に、ではなぜ名称変更されてしまったのか、結局、当時の下村大臣の意向抜きでは出来なかったことが明らかにされてしまっています。

とまあ、「ミヤネ屋」での二人の議論は面白いものであったようです。
私は実際には見なかったので知らないのですが、橋下徹氏、論破され続けてよほど精神的ショックが大きかったのか、手がプルプルと激しく震えていたらしいです。
彼が言っていることのお粗末さと合わせて、橋下徹氏は病気なのではないのかなとも思えるものでした。