あなたが
あなたの事を
受け容れる事さえ
出来れば 他には
何も要りません。
あなたは
それだけで 充分に
やって行けます。
例えば
あなたが
何一つとして
出来ないとします。
その出来ない
あなたの事を あなたの
どうしょうも無い出来なさと共に
受け容れてしまえば良いだけなのです。
そして
どうしょうも無く
出来ない あなたの事を
あなたは いつまでも拘り
見つめ続けているでしょう？
問題は
そこなのです。
あなたは
その時に既に
現実を見ていないのです。
何故ならば
もう そこには
どうしょうも無く出来ない
あなたの姿など とっくに
無くなってしまっているからです。
どんな現実でも
一瞬の内に この場である
現実の中を通り抜けて行きます。
そして
その後には
何も無い静寂な
空間だけが存在しています。
だから
あなたが
見ているのは
あなたが拘っている
どうしょうも無い出来なさは
あなたの記憶の中の あなたの姿を
見ているのであって
それは実際には
既に現実では無く
現実の方はと言えば
既に
この場を
後にしてしまい
過去の中へと消え失せてしまい
跡形も無く成ってしまっています。
そして
この場に
実際に在るのは
何も無い 静寂で
純粋で無垢な生まれ立ての
空間だけです。
逆に
あなたが
何かが出来て
しまうとします。
あなたは
たまたま何かが出来た
あなたの事を 出来た成果と
共に受け容れてしまったままで
いつまでもいます。
本当は次の瞬間には
出来た あなたなど同じ様に
過去の中へと跡形も無く消え失せて
しまっています。
常に現実は
どんな現実でも
この場に実際に在るのは
この場に実際に居られるのは
ホンの一瞬だけなのです。
時は常に
一定の速度で
流れ続けていますから
物事によって時の速度が
変わる事など有り得ないのです。
なのに
あなたの中では
それが有り得るのです。
あなたにとって都合の悪い事は
一瞬の内に 消え失せてしまい
その逆に あなたにとって都合の
良い事は いつまでも この場に
長居を決め込んでしまっているのです。
実際に
そんな事が
起きている訳が
有りません。
あなたが
見ているのは
あなたの中の記憶を
見続けていて それが
あたかも この場に いつまでも
在るかのように見てしまっているのです。
その間
この場には
静寂で純粋で
無垢で生まれ立ての
何も無い空間が次々と
生まれ出し続けていたのです。
その本物の
この場に生み出されている
あなたの事は あなたは放置したままで
実際には この場になど跡形も無く
無くなってしまっている方の あなたを
あなたは受け容れ続けているのです。
実際に無いものを
受け容れる事など本当には
誰にも出来ませんから
あなたが
やっている事は
実際には無いものを
在ると思い込み 在ると
思い込んだ あなたの事を
受け容れる事が出来ていると
思い込んでいるだけなのです。
全ては
あなたが
思い込みの中で
やれている つもりに
成れているだけです。
何一つとして
この場の中に
踏み止まれるものなど
世の中には存在しないのです。
全ての事実は
そして全ての現実は
一瞬の内に この場の中へと
生まれては 次の瞬間には跡形も無く
消え去って行ってしまっています。
だから
あなたが何者でも無く
いつも この場の中に
あなたが居られたならば
この場に生まれる全ての物を
全て味わい尽くす事が
出来てしまいます。
それは この場に
あなたが居る事 以外には
決して出来ない事なのです。
何かが出来たり
出来なかったりした事を
受け容れるのは勿論の事
その直後に生まれている静かで
純粋で無垢な何も無い空間としての
あなたの事を受け容れる事が出来て
初めて あなたは現実と共に生きて行く
事が出来てしまいます。
それらは
全て あなたが
この場に生まれている
何も無い空間を怖れずに
受け容れてしまう事に依って
あなたは この場の中に
次々に生まれ続けている
何も無い空間として留まる事が
出来てしまいます。
但し その空間も
常に真新しく生まれ変わり
続けている事を お忘れなく
あなたが常に
全てを手放し続ける事が
出来ていないと
新たな空間を
受け容れる事など
出来ませんから。
もぬけの殻の
殻の方に成って上げて
もぬけの殻の中を次々に
生まれて来ている全ての物を
通過させて上げてしまうだけです。
これで最高の
もぬけの殻の
出来上がりです。
あなたの
心の見つめ方の
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