あなたが
あなたの中に
作り上げていた
様々な自己を次々と
何処までも手放して行くと
やがて
あなたは
あなたの中に
広がる内面の空間にまで
達してしまえます。
勿論
それだけでも
充分なのですけれど
更に
あなたが
内面に広がる
空間さえも 次々と
手放し続けて行くと
あなたは外側に
広がる更に大きく
途轍もない広がりを持った
空間にまで達してしまいます。
あなたは
あなたの内側にさえ
既に居ないのです。
何ものも掴まずに
何ものにも捉われずに
何ものの中にも己の姿を
見出さずに生きる事が出来ると
あなたは あなたの身体の外側に
出る事が出来てしまいます。
そして
あなたの身体の
背後や周囲に一緒に
居ると言う感覚なのです。
あなたの
背後や周囲に
何処までも広がる
途方も無い空間を抱えた
場所が在ります。
その場所こそが
あなたの本来の姿です。
その空間は
何の制限も無く
何処にも閉じ込められて
さえも無いのです。
爽快感で
溢れ返っている
そんな場所です。
全てが
あなたの場所です。
それは あなたが
都合の良い事も 都合の悪い事も
全てを受け容れてしまって
来たからです。
それまでに
あなたの中には無かった色でも
あなたが受け容れる事が出来るまで
あなたは諦めずに向き合い続けて
来たからです。
あなたが
例え 負けていても
逃げ出さなかったからです。
向き合い続けていたからです。
だから何処の場所も
全てが あなたの場所と
成ってしまったのです。
あなたが
あなたの中の
奥深い場所に有った
弱さや 駄目さや 情けなさと
向き合い続けて上げて
決して
その場所の
あなたの事を
見放さなかったからです。
だから
あなたは
それまでに
あなたと思って来た
あなたの事も あなたは次々と
手放す事が出来てしまったのです。
あなたの中の
弱さや 駄目さや 情けなさと
向き合う事が出来てしまうと
あなたは同じ場所に
何も無さが見え隠れしている事を
発見する事が出来てしまいます。
そこまで来れば
あなたは何も無い空間が
自分の本来の姿で在る事を
見破ってしまいます。
そして
あなたの中の
何も無い空間が
次々と新しく生まれ
変わっている事にまで
気づいてしまいます。
あなたは何も無い
空間までも次々と手放して
行く事を覚えてしまうのです。
それが常に
新たな空間に
身を任せてしまい
委ねてしまう事で いつも
何も無い空間としての あなたの
姿のままで実際に毎日を生きる事が
出来てしまうコツだと言う事を
理解しているからです。
そうして
生きて行くと
ある日 突然に
それは向こうの方から時が
自然に やって来るのです。
それは
身体の外に
出てしまう時が
自然に訪れるのです。
勿論 それは
あなたが何処にも
あなたを見出さなくなって
久しく時を 過ごしてからです。
それは こちらから
どうこうする事が出来る
ものでは無くて 自然に
時期が 向こうから訪れる
ものなのです。
それまでは
毎日の日常生活の中で
次々と錯覚して 掴んでしまった
自分の姿を 地道に手放し続けて
行く事だけが あなたに出来る事です。
あなたの
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