此処で言う
あなたの中の
弱くて 駄目で 情けない
出来損ないの様に感じられてしまう
あなたの姿だとか
或いは
何も無い
空間としての
あなたの姿と言うのは
ただ言葉で
言っているだけでは無くて
実際に あなたの中に実感としても
感じる事の出来る場所なのです。
それは
あなたの身体の
感覚から言うと お腹の辺りの
お臍の少し下辺りに感じられる
丹田と言われている場所に
感じられている感覚なのです。
普段の
あなたが
まるで意識など
していない場所に
何も無い空間としての
感覚が静かに在り続けています。
その空間は
外側から あなたの
身体を包み込む様にして
いつも当たり前の様にして在り
何処までも
広がっている果てしない
宇宙の空間とも一繋がりに
繋がっています。
ですから
あなたの表面に
無理や 背伸びをする事で
無理矢理に作り上げて来ている
あなたの方が
あなたの中に薄々
感じられている 弱くて 駄目で
情けない姿をした あなたよりも
力強く感じられたとしても それは
あなたが無理をしたり 背伸びをしたりして
無理矢理に作り上げている姿だから
当然なのです。
けれど そんな姿は
いつまでも長続きはしないのです。
やがて あなたが息切れをしてしまい
あなたが誘惑されてしまった力強い姿など
演じ続ける事など出来なく成ってしまいます。
その時に
現れる姿の方が
よっぽど本物に近い
あなたの姿です。
だから あなたの
表面に作り上げている
姿に誘惑されては駄目です。
それに そもそも
見てくれの良い あなたの姿が
実力の有る 姿だとは限りません。
それは
見てくれだけで
実際の実力など まるで無い
張り子の虎の様に 中味が
空っぽかも知れないのです。
見せかけの為に
作り上げた あなたの姿ですから
実力など多分有りません。
それは
何処かの誰かの
やり方を 掻き集めただけの
寄せ集めで ツギハギだらけの
偽物かも知れないのです。
第一
本当に
実力の有るものは
そんなに派手になど
決して映らないものです。
実際の実力を
磨き続けて行く事と
パフォーマンスで
さも実力が有る様にして
大風呂敷を広げてしまう
必要など全く無いからです。
実力が有る人は
自分をひけらかしたりは
決してしないものです。
そして どんなに
色々な人達の様々な
やり方を掻き集めた所で
あなたは本物の実力者になど
決して成れないのです。
あなたは
寄せ集めの
ガラクタの上に
ふんぞり返り安心を
しているだけなのです。
だって
それだけ凄い
名立たる名刀を
掻き集め 寄せ集めて
来たからには 自分に出来ない
ものなど無いとばかりに あなたは
自信満々なのです。
その自信が
あなたにとって
命取りと成ります。
だって
あなたの磨き上げた
刀など その中には
一本たりとも無いからです。
全部が
人の物ばかりなのに
まるで自分の物の様な
顔をしているだけなのです。
あなたには
何の 実力も
無いからです。
何の実力も
無くたって良いのです。
あなたが自分には何の
実力も無いと知っていればね。
けれども
今の あなたは違います。
何の実力も無いのにも拘らず
掻き集めた刀の数だけ自分の
実力だと勘違いをしてしまって
いるからです。
物事に挑み
その物事を成功に
導く事が出来るのは
何の力も無い自分だと言う事を
ハッキリと解って挑まなければ
決して成功はしません。
最初から
上手くなんて
行く訳が無いのです。
最初から
上手く行かなくても
良いのです。
ただ
上手く行かなかった
事実を あなたが正直に
受け容れてしまわなければ
折角の失敗が無駄に成って
行ってしまいます。
失敗も
成功する為の
一段目の階段にする事が
出来るのです。
だから失敗は
決して無駄な事では
無かったのです。
失敗は
成功への階段の
一部と成っているのです。
数多くの
失敗の階段が
有って あなたは初めて
成功へと登り切る事が出来ます。
これらの数多くの
失敗を本気で受け容れる事が
出来るには あなたが自信満々で
自分が出来る人だと勘違いをして
しまっていたとしたら
あなたは
決して失敗を
本気で受け容れる事など
出来ません。
もしも失敗を
受け容れてしまっならば
自信満々だった あなたの姿が
崩れてしまうからです。
何も無い空間としての
あなたで生きた事が無い為に
あなたは その場所の心地良さにも
気づく事が出来ずに
それまでの
偉そうな あなたが
無くなってしまう事が
ただ耐えられないのです。
それまでの
偉そうな あなたの
陰に隠れて 実際には
何も無い あなたのままで
生きた事など 一度として
無かった為に耐えられないのです。
何の実力も無い
何一つとして自信など
持つ事の出来ない あなたの中の
何も無い空間としての あなたのままで
生きる事こそが本当に生きる事です。
それは
とても簡単です。
あなたが
掻き集めて来た
一切のガラクタを
全て手放してしまえば
良いだけなのです。
それだけで
今迄 あなたが
親しんで来ていた
あなた自身の姿を
あなた自らの手に依って
放棄してしまう事が出来ます。
すると
あなたの中に
何も無い空間としての
弱くて 駄目で 出来の悪い
あなたの姿が現れます。
ホンの
少しだけ
勇気を出して
その出来の悪い
あなたと向き合ってしまいます。
静かに そっと
抱きしめる様にして
受け容れて上げるだけで
良いのです。
別に好きに
成らなくても良いのです。
ただ受け容れて上げるだけで
良いのです。
ただし
頭の先っぽでは無くて
ハートからです。
後は
その あなたのままで
その あなたに任せて
生きてみたら良いだけです。
きっと
本当の
あなたで生きる事が
こんなにも清々しいと言う事が
生まれて初めて あなたにも
解る事が出来ます。
そして
本当の あなたは
お臍の下辺りに いつも
ちゃんと在る事を 一日に
一度くらいは 自ら感じる事を
した方が良い一日を過ごす事が
出来るはずです。
勿論
あなたが
四六時中に渡り
その場所を感じられるならば
それに越した事は有りません。
あなたの
心の見つめ方の
手助けが出来ます。
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