私達は
自分の中身と
向き合う事を避ける為の
小技を一杯 持っています。
例えば
あなたが
手持ちぶたさで
ゲームに夢中になる事で
あなたの中の虚しさと直面する事は
一時的に避けられてしまいます。
ゲームに熱中すると
虚しかった あなたなど
掻き消されてしまい そこには
物事に熱中する 力強い あなたが
誕生すると言う訳なのです。
これは恰好の
回避の仕方です。
ただ回避されるだけではなく
あなたの中に それまで在った
虚しさとは逆に力強い あなたが
生まれてしまうのですから。
但し それは
人工的にですけれどね。
今迄には
これ程までに
打って付けの
回避の仕方など何処にも
見当たりませんでした。
けれど
あなたの中の
虚しさが本当に解決されたり
消え去ってしまった訳ではないから
ゲームを止めてしまえば
再び
あなたの中の虚しさが
あなたに忍び寄って来ます。
人工的な回避の仕方をすれば
回避をしている行動が止まった
次の瞬間には 回避したものが
顔を現してしまいます。
それを消し去る為には
再びゲームに没入するしか有りません。
こうして
最近では私達の
周りには自分と直面しない為の
ありとあらゆる方法や手段が沢山
取り巻いていますし 転がっています。
今迄よりも
私達人間の事が
多少は解かって来た為に
一見すると都合が悪く見える
軟弱な虚しさや不安さや自信の無さは
排除されてしかるべきものたちのようです。
けれども
そんな世の中の
様子を見ているだけで
何処まで私達が私達自身の事を
見る事が出来ているのかが手に取るように
解かってしまいます。
残念ながら
私達は まだ
私達自身の事を中途半端にしか
見つめる事しか出来ていないのです。
表面に見える事だけが
全ての様に捉えてしまっていて
更に奥深い場所まで見つめる事が
全くと言って良いほど出来ていないのです。
あなたの中で
あなたが避け続けて来ていたり
回避し続けて来ていた自信の無さや
虚しさや 軟弱さや出来の悪さなどは
背伸びをしたり 無理をしたりしている
あなたによって生まれて来てしまっている
ものたちなのが まるで解かっていないのです。
あなたの無理や
背伸びなど一時的なものであって
一生続けられるほどの持続力や
それほどの根性など誰も持つ事など
出来ないのです。
確かに
見てくれは良くて
派手に見えて恰好も良いですし
出来が良く見えます。
けれど
そんなものが
長続きしない事など
実際に無理や背伸びをして生きた事が
有る人達ならば誰にでも解かります
それは
一時的にしか
通用しない あなたの姿です。
逆に
無理や背伸びが出来なくなった
派手なところから転落した あなたの姿までが
含まった あなたの姿こそが 無理や背伸びを
し続けた時の あなたの本来の姿なのです。
登り坂の
あなたの姿だけを見て
あなたを評価するのではなく
下り坂までが含まれた あなたを見て
あなたを評価したならば大した事など無いでしょう？
だから無理や
背伸びをしている自分と
比べたり そこに現れている
無理や背伸びをしている時の
あなたの実力など 実際の あなたの
実力などではないのです。 それは
一時的な あなたの実力です。
誰だって
無理をすれば
それ位の事など
出来てしまうのです。
そんな場所から
あなたが抜け出してしまい
本来の あなたの姿に帰る事の出来る
場所こそが あなたの中の虚しさや
自信の無さや 不安さや 出来の悪さなのです。
あなたは まだ
本来の あなたのままで
生きる事をした事など一度も有りません。
あなたの中の
虚しさや不安さや
自信の無さが 実際に
浮かび上がって来ている時に
あなたは それまでの癖で直ぐに
回避しようとします それは まるで
条件反射の様に素早いです。
その回避行動に
気づいた瞬間に それを
止めてしまいます。逃げ出したくて
仕方が無いのに それを止めて
自分を虚しさの中に 不安さの中に
自信の無さの中に 置き去りにするのです。
その中に留まるのです。
あなたが
逃げ出そうとするから
怖ろしいものや恐いものに
見えてしまっていただけです。
逃げずに その中に
留まる事が出来たなら
思っていた程でもない事に
気づけます。
逆に とても
居心地が良くて
逃げるものが無くなり
安らげてしまう様な気分に
成れてしまいます。
それどころか
そこには今迄に あなたが体験した事の無い
何処までも澄み切った静寂さが広がっています。
その静寂さのまま
その静寂さを携えたまま
その静寂さと共に ひとつひとつの
物事に 向き合って行くのです。
あなた側から
何かを出す必要など無く
あなたと共に有る静寂さが
物事から何かを感じ取ってくれます。
あなたの中の
虚しさや 自信無さや
大きな不安さのままで
一歩前へと踏み出すのです。
すると
それまでには
あなたが気づけなかった
あなたの中の
表面などでは無く
あなたの内部に いつも
あなたと共に有る 澄み渡った静寂さが
目の前の物事から その物事が携えて来ている
今日だけに相応しい 新しい やり方を
感じ取ってくれるのです。
だから
あなたに自信など
無い方が良いのです。
表面の あなたなど
何もしなくても良いのです。
あなたは
不安さを抱えた
あなたのままで後退りせずに
不安なままで一歩だけ踏み出して
上げるだけで良いのです。
これなら
あなたにも
出来るでしょう？
あなたの
心の見つめ方の
手助けが出来ます。
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絶望から あなたを救い出し
生きる上での大きなヒントを与える
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