本当は今迄
あなたが何者かで有ったり
何色かで有ったりした事など
一度も無かったのです。
全部が あなたの
ただの錯覚だったのです。
あなたの中には
沢山の思考や感情達が
来ては去って行く背後に
とても大きく広々とした
空間が有ります。
その空間に
一瞬だけ来ては
次の瞬間には自然に
去って行ってしまう思考や
或いは感情の方に あなたが
見入ってしまう事で その思考や
感情を居つかせてしまうだけで
あなたが その留めてしまっている
思考や感情の色に染められ切って
しまっている訳では無いのです。
その証拠に
あなたが手放してしまえば
直ぐに 思考や 感情達は
次の瞬間には自然に去って
行ってしまうだけです。
すると
あなたは
再び次に染まれる
手頃な思考や感情探しを
始めてしまうのです。
あなたが本来の
自分の姿を 自分の正体を
受け容れていないばっかりに
あなたは自分が何者かも解らずに
何かの色に成りたくて
何者かの姿に成りたくて
目の前に来た思考や感情に
見入ってしまい その色に成れたと
思い込んでしまったり 何者かの姿に
成れたと思い込もうとしたりして
さまよい続けていただけ
だったのです。
何色かに成れたり
何者かの姿に成れた事で
自分と言うものを把握して
安心をしたかっただけです。
あなたは
あなたの中の
思考や感情達が
来ては去って行く場所の
背景として在る大きな空間です。
思考や 感情は
次々と来ては去って
行くだけの とても小さな
雲の様な存在に過ぎません。
あなたは
それらを浮かべて
包み込んでしまっている
思考や感情の背後に
見え隠れしている方の
何処までも広がる青空の方が
あなたの本当の姿なのです。
青空全体は
余りにも大き過ぎて
把握するのが難しすぎてしまい
あなたは そこに浮かんでいる
一つの雲に過ぎない思考や
感情の方に感情移入をして
しまっていたのです。
あなたが誤って
感情移入をしてしまった
思考や感情は あなたの
本来の姿では無い為に
あなたが
毎日の様にして
言い聞かせなければ たちまち
蒸発してしまう代物なのです。
思考や感情の
背後の青空は余りに
広すぎて余りにも大き過ぎて
どの様にして あなたが受け容れたら
良いのかが 全く解りません。
その為に あなたは
あなたの本来の姿を
今日まで受け容れる事が
出来ていなかったのです。
あなたが
どの思考とも
どの感情とも
まみれてしまう事なく
静かに全体を見渡し
それらの往来を ただ
眺めていたら良いだけなのです。
それが出来れば
あなたは 自分が
どの思考でもなければ
どの感情でもない事が
自然に理解出来ます。
それらは あなたが
放って置けば ただ流れて
行ってしまうだけのものでしか
無かった事が解ります。
そこで
あなたは
生まれて 初めて
思考や 感情から
解放されてしまいます。
そして
思考や感情の
背後の大きく広々とした青空は
晴れ渡った空の様に雲一つ無い
状態にまで成ってしまいます。
その青空を
あなたが把握するのではなく
あなたが受け容れるので無くて
青空の方に あなたを受け容れて
貰うのです。
それには
あなたが目の前の
青空に あなたの全てを
委ねてしまうだけです。
全てを任せてしまうだけです。
それは きっと
女性の方が簡単かも知れません。
愛する男性に全てを任せてしまい
委ねてしまう感覚と同じだからです。
最近の女性には
そんな感覚で男性に
任せたり委ねたりしてしまうほどの
愛を経験している人達は少ないかも
知れませんね。
男性の方は
幼い頃に母親が
全てだった頃の あなたが
母親に全てを任せてしまっていた
時が有ったでしょう？ あの感覚です。
あの感覚の様にして広々として大きな
空間の方に あなたを任せてしまうのです。
それだけで
あなたは広々とした
大きな空間の方に受け容れて
貰う事が出来てしまいます。
すると あなたは
その瞬間に あなたが
今迄に味わった事の無い
満たされた感覚が あなたの中に
広がって行くのが解ります。
その満ちた感覚は
あなたの それまでの
苦労全体を優しく労りながら
何処までも あなたの事を
癒してしまいます。
あなたから
一切の攻撃性が
無くなった時に あなたは
大きな空間に受け容れて
貰えていた事に気づけます。
あなたは
ようやく本来の
あなたの場所に
帰り着いたのです。
ようやく
我が家へと
辿り着けたのです。
お帰りなさい・・・。
力を抜いて深呼吸をしてみて下さい。
此処の方が 呼吸が楽に出来るでしょう？
あなたの
心の見つめ方の
手助けが出来ます。
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