空は
以前に あなたが
空へと至れた時の
感覚を自分の中に
記憶として残してしまい
その記憶の中の
あなたの感覚に戻る事を
あなたがしていたならば
あなたは自分に すっかりと
騙されてしまっているのです。
それは
そうと気づくまでに
時間が掛かり何年間もの
時間を無駄にしてしまいます。
そこに
嵌まってしまう
人達は とても多いです。
何故ならば とても居心地が
良いからです。
勘違いをした
空もどきの中に
あなたは居るだけなのに
そうとは気づけないのです。
本当に
あなたが空へと
至っているとしたならば
そこには あなたなど居ないで
空だけが在るのです。
ところが
空もどきの場合には
そこに至れた あなたが
しっかりと居るのです。
空よりも
空へと至れた
あなたの方が何よりも
最優先なのです。
あなたを
より強固で強靭な
あなたにする為に
空までが あなたに
使われてしまったのです。
空までが
あなたの道具に
されてしまったのです。
そんなのは
空では有りません。
その空では
あなた1人だけが
悦に入っているだけで
残念ながら周りの人達に
何の愛も喜びも あなたから
溢れ出して流れ込んでは
いないのです。
騙せるのは
あなた1人だけ
なのです。その気に
成れるのも あなた1人
だけなのです。
空は
そんな
みみっちい
あなたなんかでは
決して有りませんよ。
あなたが
空へと至れたとしても
その至れた場所の 空も
至れた あなたも両方共に
直後には過去の中へと消え去り
何もかもの全てが無くなって
しまっています。
あなたは
余りの心地良さに
その事実を受け容れて
上げていないのです。
あなたが
至れた感覚の中に
留まり 次の瞬間に
生まれて来ている何もかもが
失われてしまっていると言う
何も無さと言う新たな事実を
受け容れて上げていない為に
あなたは1人記憶の中に置き去りに
されてしまうのです。
そして
悦に入っている
あなたには既に自分が
事実の中に居なくなって
しまっている事にさえ
気づけないのです。
あなたが
空へと至れても
次の瞬間には あなたが
至る事の出来た空も足元から
崩れ去ってしまい その中に
至る事の出来た あなたも同じく
崩れ去ってしまい蒸発してしまうのです。
そんな一見すると
過酷とも言える事実さえも
受け容れてしまうのです。
そこには
例外など一つも
存在しないのです。
だからと言って
過ぎ去り無くなってしまった
空へと至れた感覚を残して置く事は
あなたが以前の様に過去を自分の中だけに
残したつもりと成り その中で生きていた
つもりと成っていた当時と全く同じ事を
あなたは再びしている事に成ります。
中味が
違うだけで
本当は全く同じ事を
繰り返しているだけなのです。
何も
そんなに
面倒臭い事を
しなくても良かったのです。
あなたが空へと
至る事が出来て喜びを
味わえた次の瞬間には
あなたの至れた空そのものも
空に至る事の出来た あなたも
それらの全てが過去と成ってしまい
此の場から消え去ってしまいます。
そして
此の場には
何もかもの全てが
無くなってしまった
何も無い新たな空間が
誕生しています。
その新たに
誕生している
何も無い空間を
受け容れて上げてしまえば
良いだけだったのです。
その何も無い
空間こそが真新しく
誕生している空なのです。
次々と
真新しく成った
空が あなたの目の前に
誕生して来ているのに あなたは
過去の既に過ぎ去ってしまった空へと
至れた時の感覚の中で過去の喜びに
いつまでも浸っているのですか?
そんな事を
あなたが いつまで
していても だんだんと
その喜びは薄らいでしまい
干からび使い古されて薄汚れた
詰まらない物に成って行って
しまうしか無いのです。
あなたの中に
どんなに心地の良いものでも
置いておく事など出来ないのです。
全てを潔く手放して上げる以外には
あなたには何も出来ないのです。
空は
いつでも
あなたの目の前に
次から次へと誕生しています。
あなたは
その現実としての
何も無い空間を素直に
成り正直に成った何も無い
あなたの中の場所で受け容れて
上げてしまえば良いだけです。
あなた側の
受け容れる場所に
あなたが いつでも
正直なまま居られるか
どうかだけです。
何も無い
何も出来ない
あなたに いつでも
あなたが正直で居られるか
どうかだけです。
空もどきを
掴んでしまっていると
あなたは 何も出来ない
あなたに正直になど成れては
居ませんから 真新しい空を
受け容れて上げられる場所には
居ない為に空を受け容れる事も
出来ないままなのです。
あなたの中に
何一つとして
掴まるものや拠り所に
するものなど無い あなたで
居られたならば
その心細い
感覚こそが
何も出来ない
あなたとしての
何も無い場所です。
その あなたに
いつでも素直に成り
いつでも正直に成って
上げてさえいれば
あなたの目の前に
次から次へと誕生している
何も無い空間を 受け容れて
上げてしまう事が出来る様に
成れてしまいます。
あなたは
何度も何度も
本物の空へと好きなだけ
至る事が出来てしまいます。
わざわざ
空へと至れた
過去の記憶や感覚を
あなたの中に残しておく
意味も必要も有りません。
あなたの
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