あなたが
人の駄目さや
出来の悪さに対して
批判や否定を している時
本当は
あなた自身の中の
駄目さや 出来の悪さに
対して腹を立ててしまって
いるだけなのです。
あなたは
自分の表面に
作り上げている
無理や 背伸びを
して築き上げた あなたの
姿こそが本当の あなたの姿だと
信じて疑わないけれども
実際には
そうでは無いのです。
あなたの中の奥深い場所に
本当の あなたの姿で有る
弱くて 駄目で 出来の悪い
姿をした あなたを押しやり
無理矢理に無いものと
して来ています。
その折角
奥深い場所へと
押しやって無いものとした
本当の自分の姿を まるで
映し鏡の様にして見せられるから
あなたは駄目な人や出来の悪い人に
猛烈な批判や否定を繰り返すのです。
あなたが
あなたの上辺に
築き上げた自分の姿は
確かに出来が良さそうに
見えます。
けれども
それらの全ては
あなたの独自の物では無く
誰かの真似をしたり教わったりして
出来たものばかりです。
だから
そんな事の
出来る人達ならば
他にも沢山居ます。
決して
あなた一人で
誰も した事の無い
物事の中へと入って行って
何処からも何も持ち込まずに
誰の助けも借りずに 物事を
やり遂げたりした事など
まだ一つも無いのです。
全部が
誰かの借り物や
借着ばかりで身を装い
嘘で塗り固めたインチキで
偽物の出来の良さでしか
無かったのです。
本物の
あなたの姿は
とっくの昔に あなたの
奥深い場所へと追いやられて
しまったのです。
その あなたこそに
あなた独自の可能性が
有ると言うのに あなたは
在り来たりの誰もが真似をしたがる
出来の良さに自分の魂を売り渡して
しまったのです。
だから
世の中には
こうも似た人達が
多いのです。皆が誰かの
出来の良さの真似をしたがり
装い続けているのです。
100人居たら
100通りの個性が
有っても良いのに皆が
その個性を押し潰し合って
しまって居る事に まるで
気がつけないのです。
駄目な人や
出来の悪い人の
否定や批判をしているのは
決して その人を良くしようと
しているのでは無く個性の潰し合いを
しているだけなのです。
それが
やめられるのは
あなたが あなたの中へと
追いやってしまった本当の
あなたの姿をした 弱くて 駄目で
出来の悪い姿をした あなたを
受け容れて上げられる事です。
よ~く
考えてみて下さい
あなたが無理をしたり
背伸びをして 出来の良い
あなたの姿を必死で築き上げ様と
しているのは何故か?
それは
あなたが
あなた自身に
正直に成ってみれば
直ぐに解ります。
あなたは
あなたの中に
本当の あなたの姿が
在る事を ちゃんと知っています。
そして その
あなたの姿が 今の
出来の良い あなたの姿と違い
弱くて 駄目で 出来のが悪い姿を
している事も全部を知っています。
だから
あなたは必死に
出来の良い あなたに
変わろうとしているのです。
それを一体
何年続けて来ました?
変わる事が出来ましたか?
何かの拍子に いまだに元の
あなたが顔を覗かせているのが
解るから いまだに無理や背伸びを
辞められないのでしょう?
無理なんです。
あなたは変われないのです。
いいえ変わる必要など無いのです。
何故ならば
本物の あなたを
偽物の あなたが葬り去ろうと
奔走して来た人生だからです。
本物の あなたは
決して葬り去ったり
消し去る事など出来ません。
本当の あなたが
弱くて 駄目で 出来が悪く
見えてしまうのは
無理をしたり
背伸びをしている
作り物で偽物の あなたと
比較をしてしまう事でなのです。
無理をしたり
背伸びをしている
あなたは沢山の人達から
借り物の姿や やり方や
知識や ありとあらゆるものを
拝借して来た上で成り立っている
あなたの姿に過ぎないのです。
それは
あなたでは
有りません。その証拠に
あなたと そっくりに似た様な
人達ならば沢山居ます。
誰にでも
真似の出来る
姿に過ぎないのです。
あなたの中へと
長い間に渡り追いやられ
続けて来ていた 弱くて 駄目で
出来の悪い感覚を与えてしまう
あなたこそが本当の あなたの
姿なのです。
それは
あなたの中に
誰の やり方も
誰の真似も 過っての
体験や 誰かの知識も
何もかもが備わってはいない
あなただからです。
何もかもが
一瞬の後には
全てが消え去ってしまい
無くなってしまっているのが
私達の目の前に展開されている
本当の現実の姿です。
それを
何もしていないのに
全て自然に受け容れて
しまっている あなたこそが
あなたの中へと
長い間に渡り追いやられて
しまって来た 弱くて 駄目で
出来の悪い あなたの姿だったのです。
その あなたは
豊かな感受性に満ち溢れた
あなたの姿だったのです。
だから
偉ぶらずに
弱いままでも
大丈夫だったのです。
駄目なままでも 出来の悪い
あなたのままでも 全然
大丈夫だったのです。
あなたの奥深くへと
追いやられ葬り去られても
決して逆らわずに 甘んじて
受け容れていたのです。
そんな事など
本当に弱かったのならば
出来ない事です。
本当の あなたの姿を
受け容れて上げる事が出来るのは
本当の あなたにしか出来無い事なのです。
上辺の
あなたには
決して出来ない
事だったのです。
いくら
上辺の作り上げた
無理をしたり 背伸びをしている
あなたが受け容れた振りをしても
決して本当には受け容れる事など
出来ないのです。何故ならば それは
別の次元に咲く真実の花だからです。
あなたが
あなた自身に
正直に成った時にだけ
初めて見えて来てしまう
本物の駄目な あなたが
弱いままの あなたが
出来の悪いままの あなたで
駄目な あなたの事を
弱いままの あなたの事を
出来の悪い あなたの事を
素直に受け容れてしまう事ならば
即座に出来てしまいます。
その途端に
あなたは突然の様に
芯から満たされ切って
しまいます。
何故なら
今迄 誰にも
一度も受け容れて
貰えた事など無かった
駄目な あなたの姿を 丸ごと
受け容れて貰う事が出来て
しまったからです。
これは
嘘みたいです。
この
感覚の様に
芯から満たされ切った
あなたこそが欲しかったのに
何を どうしても手に入れる事が
出来なかったのに
本当の
あなたの姿を
受け容れただけで簡単に
手に入ってしまったのですから。
そこで初めて
無理や 背伸びをしていた
あなたが如何にいい加減なもので
有ったのかも嫌と言う程 身を持って
解る事が出来ます。
そして
丸ごとの 弱いままの
駄目なままの 出来の悪いままの
本物の あなたのままで生きる事が
初めて出来てしまいます。
すると
毎日の様に
本当の あなたを
受け容れて上げたままの
あなたで生きる事が出来て
しまうのです。
駄目な
あなたで生きる事が
怖くも何とも無く成ります。
かえって
駄目な あなたで生きる事の
方が ずっと沢山の事が自然に
感じられてしまうのです。
そればかりか
あなたは人の駄目さや
出来の悪さが見えても
決して批判や 否定をしませんし
それどころか それらを いとおしく
思えてしまう様にも成れてしまえるのです。
それは
あなたが
あなた自身の
駄目さや 弱さや
出来の悪さを 決して
批判や 否定をしたりせずに
全面的に受け容れて上げて
しまっているからなのです。
だから
あなたの前では
人は油断をしてくれて
本当の自由な その人自身を
出してくれる様に成れます。
その時に
人々の個性は
決して潰されたり
しないのです。
すると
今迄には
考えられなかった
沢山の方向性が世の中に
現れ出して来てしまう様に
成って行きます。
それが多分
良い世の中です。
あなたの
心の見つめ方の
手助けが出来ます。
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