この道の果てまで・・・

ただ純粋に ただ一途に歩む時
突如として それまでとは まったく違う
次元の異なる大地が あなたの目の前に姿を現す。

★あなたの愛が 永遠の愛と成る為に 268★

2007-05-28 16:33:43 | Weblog


◇ 人間物語 の メール講座   NO28 ◇



 
ようやく 
彼は そこに 帰りついた。

もう全て終って 消えて
無くなっている過去全体を
「ある」と 思い込んでいたところから
なくしたくないと言う不安を
同時に 作り出して

その不安を 消そうとする為の
一切の 行動が始まる。

行動すれば する程
不安を 消そうと 
努力すれば するほど

その不安は より大きくなってしまう。

その延長線上にいる限り
永久にその'不安の消える地点は
やってこない。

だって 
その不安自体 
無いものなのに
無い物を消そうとする事から
出来ない相談だ。


あなたと 
思い込んでいるものが
本当に 在るのか どうかを
良く 見てみる事・・・。

そんなものは どこにもない。

そうしたら
そのないものを 消そうとする 
その 行動自体が 
過去を よりリアルにし
過去の息を 吹き返えさせようとする。

それは 
あなたを
より その過去の中に
閉じ込め続ける結果を
生み出してしまう。

そして 
あなたが あなたを
過去に がんじがらめに する為の
その行動は
いつまでも いつまでも
あなたが 気づかない限ぎり
永遠に終る事はない。

これは
あなた自身が 仕掛けているトリックだ。


彼は ここまでの事実を 見抜いて
始めて 自分は 何ひとつ持ってはいないし
何ひとつ無い

ただの 
空っぽの空間になった。



今迄の
彼は死に
彼は すべてから開放され

新たに ただの空間として
誕生した。

その時
彼は 彼の命すら
自分のものなどでは ない事を
発見できた。

自分で
生かし続けている訳でもない我身・・・。

まさに 
何にかによって
生かされている・・・。

摂理によって
運動によって
自然の 大いなる法則によって。

宇宙によって
生かされている
我身を感じた時。

彼は 
始めて
呼吸が 出来ている事に
喜びを感じた。

それは 
とてつもなく
深い感動だった。

今迄
自分が 
生かしているものでもない
この命を 当然の様に感じて

まるで 
自分自身で生きていて
生きているのが 当り前の様に
錯覚していた日々・・・。

それどころか
自分自身で生きている訳でもない 我身を
一体 どうやって生きて行くべきかと
悩み 苦しんでいた一切の日々に

彼は この時点で
始めて別れを 告げる事が出来た。



そして 
もしも 彼同様に
あなたが 愛で傷つき
苦しんでいるのなら

もう 
あなたは愛で傷つき
もがき苦しむ必要はない。

それは
ただひとつ
あなたの 愛の成長が 必要なだけだ。

あなたの愛自体の 成長だけが
その苦しさから
あなたを 救い出してくれる。

その愛の
対象者を憎んだり
あるいは 助けを望んだりする事は
なんの役にも 立ちはしない。

愛(関係)は
何も 男女の間だけに
有るものじゃない。

夫婦 親子 
恋人間だけのものじゃない。

男の人と 男の人
女の人と 女の人と 言う様に
あなたが 生きる以上
あなたは あらゆる人との関係の中にある。

そして 
あなたの特別視している
親子間 恋人間 夫婦間の
愛(関係)は
あなたと 人との関係の
集大成にあたる。


だから
ひとたび
その愛を 関係を
覗き込む事が出来たなら
その関係を 成長させる事が出来る。

愛を 
人との関係の集大成を
ひとたび 覗きこむ事によって
すべての 関係の成長が起こる。

夫婦関係 親子関係 恋人関係と
この関係は 愛は
ちょうど 関係(愛)の 中心だ。

木で
例えるならば
それは 幹の部分にあたる
そして 普通視している人々との
関係は 枝にあたる。

枝よりも
幹の方が根に近い。

愛の 
関係の 成長は 根にある
だから それほど幹である愛を
覗き込む事は 必要だ。

そして
それを覗き込まなければ
いけなくなるぐらいまでに 

人は 多くの愛を体験し
こっぴどく打ちひしがれて
それ以上 先には進めなくなった時に
始めて 帰路につく。

外側から 内側へと
外面から 内面へと
歩む方向を切り変える・・・。

根に向い出す。
その根に 辿り着いた時にこそ
すべての関係(愛)の成長がある。
彼は やっと そこまで歩んで来た。




それでは 
明日の人間物語のメール講座を どうぞお楽しみに 











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