30年前に
私の講座を受けた
多くの人達に30年ぶりに
逢う機会に恵まれました。
それぞれの
人の中に刻まれた
それまでの その人の人生が
その人の表情と雰囲気に
如実に現れていました。
悲しい顔も有れば
寂しい顔も有りました。
疲れた顔も有れば
活き活きとした顔も有りました。
その表情を見るだけで
それまでを どう生きて来たかが
手に取るように解かってしまいます。
その当時に
きちんと自己と向き合い
逃げなかった人達の表情は
やっぱり違います。
困難との
向き合い方を
すっかり会得して
しまっているのです。
人生の中で出会う
あらゆる困難は 自分が
逃げれば逃げるほど
大きくなってしまうものであり
逃げ出さなければ小さなままで
向き合う事が出来てしまいます。
感受性が豊かに成ると
困難が まだ芽吹いたばかりの
小さな芽の内に発見してしまいますから
摘み取る事も とても簡単です。
困難から逃げ出し
困難と向き合う事を
避け続けて来ていた人達は
いつも その困難が
大きく育ってしまってから
手を打ちます。だから大変なのです。
一旦 大木に
育ってしまった
困難という大樹を切り倒すのは
誰だって大変ですし 多くの犠牲と
労力を必要とします。
たったの
それだけの事が
人生を大きく分けてしまうのです。
困難を避ける人には
更なる困難が降り掛かるように見えますし
それは とても不公平のようにも映ります。
けれど それは違います。
誰にも等しく困難は降り掛かっているのですが
片方の人達は困難という芽が小さな内に
人指し指と親指の たったの二本の指で
力など必要としないまま簡単に引き抜いてしまいます。
もう一方の人達は
大木のように育ってしまってから
逃げる事も出来なくなり
そうなって初めて重い腰を上げて困難に対応します。
この時点でも
困難に向き合ってはいないのです。
なぜ こうなってしまったのかを
点検しないままで 誰かがやった事のように捉え
ただ困難の後始末に対応するだけなのです。
チェンソーを持ち出したり 斧を使ったりと
多くの体力を必要とします。
更に それは自分だけでは終わらずに
多くの人達を巻き込んでしまう事さえ有ります。
自分と向き合う事は
自分の中に隠し続けて来ている
自分の ひ弱さや 汚さや 狡さや
弱くて 駄目で 情けない自分と向き合い
その自分そのものを そっくりそのまま
受け容れてしまう事です。
直すとか 正すとか
そういった事では有りません。
それだけで
あなたの人生は
大きく変わってしまうはずです。
人生が逃げて終われるものならば
私も ぜひとも あやかりたいものです^^
あなたの
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