あなたの中に
勝手に湧き出して来る
不安さを 決して何かで
紛らわしたりしない事です。
それは
あなたに
自分に正直に
成る事を即して
いるサインの様な
ものだからです。
誰だって
不安なままで
居るよりは 自信満々で
居られる事の方が気分も
良いでしょう。
自信満々とは
言わないまでも
不安なままの自分では
いつまでも一緒には居たくは
有りません。
けれども
あなたに時折
襲い掛かる不安と共に
生きる事の出来る術を
身に着ける必要が有ります。
だって不安さは
あなたが 今の中に
生きている事を現しています。
何一つとして
確かな物など無く
次の瞬間には何もかもの
全てが消え去ってしまっています。
そして
そこに在るのは
全てが過ぎ去って
しまった後の何も無い
空間だけです。
その
何も無さの
直ぐ近くに今の今
あなたが居る事を
現しています。
まずは
不安さから
逃げ出さずに
不安さと向き合おうと
して上げてしまいます。
但し
あなたの中に
湧き出して来る
不安さと向き合う事が
出来るのは あなたの中の
不安さが湧き出している場所の
あなただけです。
不安さを
怖れてしまう時
あなたは不安さを
感じられている場所とは
違う場所に居ると言う事を
現しています。
そして
その場所を
守りたいのです。
あなたでは無い
あなたの場所を あなたは
守りたいのです。
次々と
全てのものが
消え失せている
現実の中には居ずに
あなたは
有りもしない
思い込みの中に
生きてしまっています。
それを
あなたに
伝えようと
して来るのが
あなたの中に容赦なく
芽生え湧き出して来ている
確かな不安さです。
それは
逃げ出したり
する事では無いのです。
それは不安さを
感じている あなたに
何処までも正直に成って
上げてしまい
そこに
湧き出している
不安さを あなたの中で
不安さを感じている場所の
あなたで受け容れて上げて
しまうだけで良いのです。
あなたが
あなたの中の
不安さを感じている
場所まで降りて来る事で
不安さは静かに成り やがて
蒸発して行きます。
あなたが
そこで受け容れて
上げるのは あなたの
目の前に広がっている静かで
雄大な何かもの全てが無くなって
しまった空間です。
あなたの中に
芽生えていた不安さは
その何も無い空間と あなたを
出逢わせたかっただけだったのです。
それが
あなたの中の
不安さに正直に成って
上げた時に初めて見えて
来る事実です。
だから
不安さを
何かで誤魔化したり
或いは何かで打ち消したり
或いは何かに依って紛らわしたり
する必要など全く無いのです。
ただ
あなたが
身構えたりせずに
正直に成って上げるだけで
良いのです。
そして
何で有れ あなたを
脅かすものが現れた時には
あなたを脅かすものに対して
戦いを挑まずに ただ あなたを
委ね切ってしまえば良いだけなのです。
あなたを
脅かすものに
ただ全てを任せ切って
しまえば良いだけなのです。
あなた自身を
与えてしまえば
良いだけなのです。
それまでの
あなたを手放してしまい
あなたを脅かしている物の中へと
入って行ってしまえば良いだけなのです。
それは今迄の
あなたを あなたとしている
あなたには脅威に見えたとしても
本当の何も無い あなたへと帰る道筋へと
繋がっているものばかりなのです。
争わずに
全てを与えてしまえば
次の瞬間には あなたは
それまで以上の全てのものを
手に入れる事が出来てしまいます。
けれども
そんなものは
全て いつでも手放して
上げ続ける事が あなたに
出来ていれば あなたを脅かす
ものには だんだんと出逢う事が
少なくなって行くはずです。
だから
不安さは
真実の あなたへの
確かな道案内役なのです。
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