あなたが
あなたの中の
何も無い空間に
身を委ねてしまい
生きている時にだけ
あなたの持つ
魅力が あなたから
ある種 独特の香りの
様にして あなただけの
雰囲気が放たれ出し続けて
しまいだすのです。
それは
あなたが演じて
出す事など出来ない
誰にも真似る事の出来ない
あなただけが持つ魅力なのです。
勿論
当の本人でさえ
それが 自分から
放たれているのさえ
自覚が無いのです。
あなたに自覚が
有るのは自分が確かに
自分の中の何も無い空間を
お腹で感じられる場所に立つ事が
出来ていると言う自覚が有るだけです。
その場所には
宇宙の持っている
秩序までが備わって
しまっていますから
あなたが わざわざ正義や
道徳や愛などと言ったガラクタさえも
持ち込む必要など無いのです。
あなたが
持ち込めば
あなたはそれらを
演じてしまい繕って
しまうしか無いのです。
何故なら
元々の あなたが
そうでは無いと解って
いるからです。
いいえ
あなたの
存在の大元には
あなたが持ち込まなくても
途方も無い愛や慈しみや正義や
道徳までもが いいえ それ以上の
物が自然に備わってしまっている
あなたの場所が有ります。
けれども
その あなたは
長い間 あなたが
あなたの中で否定を
し続けていた 何も無い
感覚をもたらし何も出来ない
気にさえさせてしまう様な駄目な
あなたのレッテルを貼ってしまい
放置したままの使い物に成らない
あなたの場所にこそ在るのです。
その あなたこそが
本当の あなたで在る事を
あなたは知っています。
だから今日まで
そんなにも必死に成り
駄目な あなたでは無い
誰よりも出来の良い あなたを
築き上げる事だけの為に生きて来た
様なものです。
けれども
表面的な繕ったり
背伸びをした あなたは
出来の良い あなたに成れた様に
見えるけれども本当は そうでは
無いことまでも あなたは知っています。
そして出来の良い
あなたが何かを無理や
背伸びをして やり遂げて
周りの人達から褒められても
確かに一時的には満足する事が
出来るけれども その満足感は
直ぐに消えてしまいます。
ですから あなたは
再び無理をしたり背伸びをしては
周りの人達から認められたり褒められたり
する事のために走り続けるしか無いのです。
でも こんな事を
あなたは求めていたのですか？
永遠に走り続けて一時的な一瞬だけ
認められることの出来る 儚い愛の
獲得のために あなたは全てを賭けて
全てを犠牲にしたままで終わるのです。
そして こんな無理が
背伸びをする事が いつまでも
続かない事も あなたは薄々知っています。
だから年々 昔の様な情熱が湧いて来ないのです。
あなたが
求めていたのは
一時的な 一瞬の
儚い愛などでは無くて
そこへと辿り着ければ永遠に
尽きる事の無い愛が得られ
満たされ切ってしまう様な
愛の獲得だったはずです。
その為ならば
どんな苦労も厭わない
覚悟が あなたの中には
ちゃんと有ったはずなのです。
けれども
多くの人達が沢山の
苦労をした結果得られて
いるものは まるで詐欺にでも
遭った様な一瞬で消えてしまう浅はかな
愛の為に多くの物を犠牲にするしか無い
出口の無い 永遠のループの中なのです。
こんな物の為に
あなたの人生を使い果たして
しまうのでしょうか？
この疑問に
立ち向かうべきです。
但し 外側の何処かや
誰かの所為にして 誰かを
糾弾したって何も変わりません。
それでは問題をすり替えてしまう
だけなのです。
それを
し続けて
来ていたのは
あなたなのです。
あなたの責任を
問うべきなのです。
それは ただ
自分だったと反省を
する事では無く 自分の
一体 何処で 一体 何を
間違えてしまったのかを具体的に
突き詰めて観ていくのです。
そんな覚悟さえ有れば
あなたは やがて自分が
自分の中で長い間に渡り本当の
自分の姿を否定をしていた事に
気づくことが出来ます。
自分の中の
出来の悪い何も無い
自分の姿が本当の自分の
姿だなんて許せなかったのです。
人と比べて
周りの出来る人達と
比べて余りにも自分が
見劣りしている事が
許せなかったのです。
それが誰かに
教わったり 誰かの
受け売りだなんて知らずに
その人達自身が編み出した
自らのオリジナルだと見てしまい
駄目な自分では居られなく成って
しまったのです。
あなたの
している事や
出来ている事の
全ては人から学んだり
人から教わったり人の真似を
して出来ている物ばかりで
あなたが独自に あなた一人だけで
編み出した物など何一つとして有りません。
それらを全部
どかしてしまったならば
そこには何も無い あなたしか
居ないのです。何も出来ないままの
あなたしか居ないのです。
何色にも
染まっていない
無色透明な あなたしか
いないのです。
そういう意味でも
あなたは何者でも無いのです。
そして
時は流れています。
全ての出来事は一瞬の後には
過去と成ってしまい此の場には
無くなってしまうのです。
過去は あなたの
記憶の中には有るけれども
それは記憶が残されているだけで
実物の過去が残されている訳では有りません。
単なる既に終わってしまった過去の出来事の
記録が残されているだけなのです。
実物は既に終わり
二度と帰ることの無い
中へと消え失せてしまっています。
そして この先の
未来は まだ此の場の
中には来ていません。
現実の中には
此の場の中には
今の中には過去も
無ければ未来も無いのです。
過去が
過ぎ去った後の
未来も まだ来ていない
何も無く成ってしまった後の
真新しい空間だけが誕生しています。
なのに
誰もが此処だけには居ずに
実際には居ることなど出来ない
既に過ぎ去った過去の中や まだ
来ていない未来の中に居るつもりに
成っているばかりで 唯一 誰もが
実際に居る事の出来る 此の場の中には、
今の中には誰もが不在なままなのです。
誰もが不在なままで
ただ無意味に流されて行く
今の中に生きるには今迄の過去を
全て手放した後の何も無い あなたでしか
生きる事が出来ないのです。だから誰もが
やろうとはしないのです。今迄の あなたを
手放す事は 長年親しんで来た あなた自身を
手放してしまう事なのです。それは今迄の
あなたの死を意味します。
けれども
今迄の あなたなんて
本当は全部 既に死んでいます。
だって
過去は既に
全てが無くなって
しまっていますから
その過去の中に見出していた
あなたも本当は とっくに全てが
無くなってしまっていたのです。
新しく今日の中に
産まれて来ている あなたも
次の瞬間には過去の中へと消えて
無くなって行きます。
その都度 その都度
あなたは今の中に生まれては
死んで行っているのです。
今日だけの中を
見ていても生まれた
次の瞬間には過去の中へと
消えて無くなって行きますから
何度でも生き死にを繰り返しているのが
本当の あなたの身の上に起きている
事なのです。
それらを
見つめたままで
本当の事を本当の事として
自分の都合の善し悪しなど
考えずに起きている事の全てを
受け容れている場所が あなたの中には
ちゃんと有ります。
それが
あなたが
長い間中に渡り
否定をし続けて来ていた
何も無くて 何も出来ない
駄目な感じをもたらしてしまう
本当の あなたを いつも感じる
事の出来ている あなたのお腹の辺りの
実感の あなたの場所です。
その あなたに
全てを委ねてしまう事が
出来て その あなたで生きる時
何も無い あなたから大きな宇宙全体の
雰囲気が香りが醸し出されています。
それが
あなた特有の
信じがたい程の
磁力で在り魅力です。
あなたの
心の見つめ方の
手助けが出来ます。
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生きる上での大きなヒントを与える
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