あなたの
目が 意識が
あなたの身体の
外側に向いてしまって
いる事に気づいてしまうと
その途端に
あなたの外側に
向っていた目や意識から
あなたは解放されて
しまいます。
そして
あなたの本来の
場所で在る あなたの
内面に自然に向けられている
意識へと帰って来る事が
出来てしまいます。
あなたの中の
何も無い空間へと
向けられていたままの
意識へと帰って来る事が
出来ます。
いつも
あなたの目は
あなたの意識は
何も無い空間へと
向けられています。
あなたの
外側への目が
外側への意識が
強まってしまった時に
あなたの
何も無い空間へと
向けられていた目が
意識が失われてしまった
様な気がしてしまいます。
あなたの
目や意識が
外側に向いてしまい
その目や意識の余りの
意味の無さに気がつけた時
或いは
外側の物事へと
まっしぐらに突き進み
どうにも為らない事に
突き当たってしまったり
挫折をしてしまい
落胆をしてしまった時に
初めて
あなたは
本来の あなたの
姿である 何も無い
空間としての あなたへと
降りて来る事が出来ます。
そこに
帰って来る事が
出来ると とにかく
とても楽チンです。
その楽さが
あなたが帰って来るべき
場所へと帰って来れた事を
表しています。
そこには
途方も無い
楽さが在ります。
当然です。
あなたは懐かしの
我が家へと帰って来る事が
出来てしまっているのですから。
あなたには
何も やるべき事など
本当は一つも無いのです。
運命や宿命など存在しないのです。
それが在るとしなら本来の あなたの
場所で在る この何も無い空間としての
あなたへと帰って来れる事だけです。
何も無い
空間と言うのは
何も無い訳では無いのです。
途方も無く
大きな存在の
何も無さが ちゃんと
在るのです。
揺るぎない
何ものにも動じない
本当の あなたの姿である
途方も無く大きな何も無さが
在るのです。
その
雄大で大きな
何も無さの中に
想い浮かべていた
小さな あなたなど
とっくの昔に無くなって
しまっている現実を受け容れて
上げたら良いのです。
そうでないと
あなたは途方も無い
あなたから わざわざ
小さな極小の あなたへと
自分の手でしてしまって
いるのです。
何もかもの現実が
次々に過去へと失われて
行っていると言う現実に
直面して その現実を あなたが
受け容れて上げられた時 あなたは
初めて あなたの中の何も無い空間へと
降りて来る事が出来ます。
その何も無さは
何も無いのでは無くて
純粋で純潔で生まれたばかりの
透明な何も無さが確かに在るのです。
それも直ぐに
過去へと失われて行って
しまいます。「えっ もう無いじゃん」と
それも驚く程 早くです。置いておきたいけれど
既に在るのは その事実の記憶だけです。
記憶を
現実の様に
捉えてしまい
しがみ付かない事です。
そんな
未練たらしい事を
しない事です。
確かに
既に無くなって
しまっていると言う
その場に生まれている
新たな現実を受け容れて上げて
しまえた時に あなたは理解します。
この今
受け容れた現実の
何も無くなってしまっていると言う
現実こそが新しく生まれて来ている
何も無さで在る事を。
そして
それこそが新たな
あなたの姿で在る事を。
あなたは
次々に生まれて来ては
失われてしまっているのです。
あなたは
次々に誕生しては
次々に死んで行って
いるのです。
それも
秒単位でです。
あなたの中に
若葉の芽が出る様に
次から次へと真新しい
あなたが誕生して来ています。
何も無い空間として。
そして
次から次へと
その若葉は育ち
やがて枯れて死んで
行っています。
全ての
事実を あなたは
ただ受け容れて上げている
それだけで良いのです。
死は決して
暗い事などでは
有りません。死は誕生
なのです。
今迄の
何も無さの死は
同時に 真新しい
何も無さの誕生でも
在るのです。
「さっきまで有ったのに
もう何も無いじゃん」この”無いじゃん”
こそが真新しい何も無さなのです。
だから
無さは 真新しい
何も無さの誕生なのです。
それは前後するのでは無くて
同時に起きているのです。
そこに
目を向け続けて
上げたら良いのです。
本当は
そこだけしか
見なくても良い位
なのです。
そして
あなたが
生まれ立ての
何も無い空間を
受け容れて上げている時
あなたは
本当は果てしない
宇宙を受け容れて上げて
しまっている事でも
有るのです。
途方も無い
宇宙へと繋がる
空間を受け容れて上げて
しまっているのです。
あなたの中の
何も無い空間は
宇宙へと繋がっている
出入り口だったのです。
そんな
途方も無い
あなたを否定したら
駄目です。
あなたの
心の見つめ方の
手助けが出来ます。
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