あなたが今日まで
解って来た事を あなたが
今迄の様に扱ってしまったり
あなたが 使ったりしてしまったら
あなたが
折角 苦労して
解った事の全てを
あなたの手で詰まらない
テクニックの一つに貶めて
しまうしかないのです。
あなたが
解った事は
再び それを
扱おうとする
再び
それらを
使って何者かに
成ろうとしてしまっている
あなた自身にこそ
いつでも
必要な時に
向けられる為に
磨き上げ 養って来た
何処までも深い視力なのです。
あなたの目は
常に あなた自身だけに
向けられているべき目なのです。
その眼は
決して他人や物事を
見る為に養い育て上げた
眼などでは有りません。
あなたは
何も 一角の人に
成る必要など無いのです。
あなたが
あなた自身の
内面の動きに目を
向けて上げていると
あなたには
表層の思考の動きや
更に奥の怒涛の様な激しい
感情の動きなどを人ごとの様に
見つめ続ける事が出来ます。
そのコツは
あなたに見える
思考や激しい感情の
動きと共に動いてしまわない
事だけなのです。
本当の
あなたの姿は
更に奥深い場所に潜み
手つかずでいた何一つ見えない
何もかもが無くなってしまった
空間そのものの方なのです。
その何も無い
空間を あなたが
受け容れて上げてしまい
あなたが受け容れた事で
満たされてしまった空間に
あなたの身を委ねてしまえば良いのです。
扱うのでは無く あなたの方から
全てを預けてしまい委ねてしまうのです。
それは
あなたにさえ
どうなってしまうか解らずに
コントロールする事など不可能な
状態です。
けれども
コントロールする
必要など全く無いのです。
そこには 自然が齎す
秩序が有ります。深遠な愛と
永久の平和な場所なのです。
それは人が作った様な
薄っぺらなものでは無くて
ずっと昔から唯一在り続けて来ていた
大いなる空間から流れ出している
満たされ切った 愛に満ち溢れた
永久の空間です。
解った事を
扱おうとする あなたは
時間の中の一部でしか有りません。
そして
時間は誰にも
止め様が有りません。
常に有りと
あらゆるものが
失われ続けてしまっています。
常に
失われ続けて
しまっている事実を
あなたが見破ってしまえば
その無いものを有るものとして
あなたが 乗っかり
それと共に
動いて来てしまった
馬鹿馬鹿しさに気づく事が
出来てしまいます。
そんなものが
無くなり 失われて
しまった所で本当は何も
問題でなど無いのです。
あなたが
あなただと
思い込んでいたものが
消え去り 失われてしまった後に
残されているものこそが 本当の
あなたの姿だからです。
そこには
何も無いでしょう？
何もかもの
全てが無くなって
しまっているでしょう？
その何も無さを
それまでの あなたを
失ってしまって意気消沈した
あなたが受け容れて上げて
しまうだけで良いのです。
すると
あなたが
受け容れた途端に
目の前の何も無いただの
儚かった空間が満たされた
空間へと変貌を遂げてしまうのです。
そこに あなたの身を委ねてしまえば
良いのです。
勿論 その空間も
他の物事と同じ様に
直ぐに消え去り無くなって
しまって行きます。
けれども
怖れる必要など
決して無いのです。
だって再び何もかもが
無くなってしまった何も無い
空間が目の前に横たわっている
だけですから。
その空間を
あなたが つい
先程までの満たされた
空間を失い うろたえていた
あなたのままで再び受け容れて
上げてしまえば そこには真新しく
成ってしまった生まれ立ての満たされた
空間が誕生してしまっているのです。
何ものも
あがなったり
逆らったりする必要など
全く無いのです。
あなたの深い
視力を あなたの内側に
常に向け続けて上げていれば
どんな事でも どうなってしまって
いるのかが 少しだけ待って上げれば
やがては見えて来てしまうものなのです。
あなたの
心の見つめ方の
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