大事なのは
今迄の あなたの
持っていた 武器を
イザと成った時の為に
残してなどおかない事です。
それらは
二度と役に
立つ事などの無い
ただのガラクタに
過ぎないのですから。
御守りの様にして
拠り所の様にして
取っておかない事です。
今迄の あなたの
安心安全など失って
しまった所に本物の
安心は在るのですから
それは
何かを持っての
安心などでは無く
あなたが
何一つとして
持たない時に初めて
出逢う事が出来る 本当の
あなたの居場所です。
イザと成った時に
あなたの伝家の宝刀を
振り回すようでは あなたは
何一つとして解ってなど
いないと言う事です。
あなたが
本来の場所で
生きた時 イザと言う時など
決して来ないのです。
そもそも普段から
あなたの生きている場所が
それまでとは全く違う
場所だからです。
一斎の武器など
全く持っていないし
決して手にする事の無い
無防備で隙だらけの弱さの
塊の様な場所に それまでの
あなたの全てを委ねてしまうしか
無いのです。
何も無い
ただの空間としての
あなたの場所にしか本当に
生きられる場所など無いのです。
そして
その今と
言う場所には
今迄の あなたなど
生きられないのです。
過ぎ去った
過去の栄光や
過去からしか描く事の
出来ない あなたの未来など
全部が あなたの頭の中にしか
存在出来ないものでしか無いのです。
そこにしか
生きる事の出来ないものなのです。
それは本当には存在しないものです。
そして あなたは
本当には存在する事など出来ない
ものの中に あなた１人だけが生きている
つもりに成っていたのです。
だから
実際には
あなたなど
本当は何処にも
居なかったのです。
その度に あなたが
アッと言う間に無くなってしまい
何も無い空間と化してしまっている
本物の今を あなたは見て上げてさえ
いなかったのです。
当然
受け容れて
上げる事など
あなたには出来ては
いませんでした。
だって
あなたが
受け容れて上げて
いたのは 実際には
在りもしない 無理や
背伸びをして作り上げていた
偽物の あなたの姿だったのですから
それが偽りの
あなたでしか無かったし
作り物の あなたでしか無かったと
言う意味においても あなたなど
何処にも居なかったけれども
更に あなたが
受け容れていた その作り物の
あなたさえも次の瞬間にはアッと
言う間に過去へと消え失せて行ってしまい
たった今と
言う此の場の中には
何処にも あなたの受け容れていた
あなたなど居ないと言う意味においても
二重の意味で あなたなど何処にも
居なかったのです。
たったの今
と言う此の場の中には
全てが消え失せてしまった
何も無い空間だけが残されます。
その何も無い
空間の事を 何も無い
空間のままで受け容れて
上げてしまえば それだけで
その
空間こそが
誰でも無い あなた
そのものだったと言う事が
解り始めて来てしまいます。
あなたの武器を
あなたの最後の一手を
御払い箱にしてしまった時に
あなたは今迄の あなたの事を
御払い箱に出来ます。
そして
今迄の あなたと
決別した あなたの前に
何も無い空間としての本物の
あなたが拓かれていますし
いつも本当の
あなたと共に居られる
様に成れてしまいます。
あなたの
お腹の辺りに
いつも何も無い
空間が広がっているのが
いつも実感で解る事が出来ます。
あなたの
心の見つめ方の
手助けが出来ます。
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