いつの頃からか
あなたの中では
主従関係の逆転が
起きてしまっています。
あなたが
従わせている方の
あなたが本来の主であり
まるで
主の様な顔をして
振る舞っている方の
あなたは使われるべき方の
あなたで有って主などでは
無いのです。
それどころか
いつの間にか本来の主を
従者の方の あなたが追い出し
否定をし駄目出しをしてしまい
出来損ないで
駄目人間の あなたとして
レッテルを貼り あなたの内面の
奥深い場所へと閉じ込めて
しまっています。
本物の あなたは
もはや 風前の灯で
存在すら希薄に成って
しまいました。
もしも本物の
あなたの事を あなたが
打ち消してしまったなら
あなたそのものも滅んでしまい
無くなってしまうと言う事を
あなたは知らないのです。
本物の あなたが居て
初めて あなたは生まれる事が
出来ていただけの存在に過ぎないのに
いつしか あなたは
とても大きな勘違いを
してしまったのです。
人に御愛想や
社交辞令を言う あなたは
上辺の あなたの姿で有って
本当の あなたの姿では無いでしょう？
それは人との関係を
円滑にする為の単なる技術を持った
上辺の あなたの姿に過ぎないでしょう？
あなたが
本物の あなたの上に
作り上げた 上辺の
あなたの姿に過ぎないのに
その
あなたの姿を
磨き上げて行く内に
あなたは だんだんと
その 作り物で上辺の あなたの事を
本物の あなたと勘違いをして行って
しまったのです。
こうなってしまったら
あなたは どんどんと
自分を見失って行きます。
あなたが
上辺の あなたを
本物の あなたと勘違いをすれば
するほど あなたは本来の あなたの姿を
見失って行きますし 邪魔者扱いをして
行く様に成ってしまいます。
出来の良い
私こそが本物の
私の姿なのに 地のままの
出来の悪い姿を もしも他の人達に
見られてしまったならば 私への評価が
下がってしまうとばかりに あなたは益々
上辺の あなたの姿を完璧な姿へと
作り上げて行きます。
どんどんと
洗練されたかの様に
表面的には見えるけれど
実際には あなたは血も涙も無い
まるで人間性など持ち合わせていない
あなたへと朽ち果てて行き墜ちて行く
だけなのです。
最初から
本物の 弱くて
駄目な あなたのままで
何のお愛想など必要なかったのです。
何処でも
誰の前でも
本物の あなたの姿のままで
あなたが居る事が出来ていたならば
本物の あなたは自然に育って
行ったはずなのです。
あなたは
そのチャンスを
本物の あなたに
まるで与えて来なかっただけです。
ホンの少しの
勇気を出して
駄目な あなたのまま
生きるだけで 上辺の あなたを
作る必要など まるで無かったのです。
そして
此処で言う
本物の あなたを
上辺では無くて その直ぐ下に有る
本音の あなたと勘違いをしないで下さいね。
本音の あなたは単なる わがままな あなたの
姿に過ぎません。
その あなたで生きれば
人との争いや諍いが絶える事なく
続いてしまう事になります。
更に その下の
もっと深い場所に
消え入りそうな位に
微かに見え隠れしていて
繊細で弱々しく見える場所こそが
本物の あなたの姿の在る場所です。
あなたの
心の見つめ方の
手助けが出来ます。
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