◇ 全ての知恵を越えたる智慧3 ◇
もう
あらゆる欲望は落ち
何ひとつ やる事など
あなたには 有りはしない。
あなたは
ただの 純粋な空間
それと共に この空間を世に持ち帰り
皆と
味わう事
何ひとつ
やる事などなくなったあなたにこそ
本当に全てが可能だ
だが
何ひとつ やる事など
無くなっていない人間には
全てが
不可能だ
それは 必らず壊れる。
全ての欲望を
越えた あなたこそ
何も
やる事が無くなり
全てが終ってしまった
あなたにこそ 全てが可能だ。
大いなる
海に 帰り着いた あなたにこそ
生の本流に 溶け去ってしまった あなたにこそ
すべてが可能だ。
なぜなら
生(真理)は
まだ この本流に
帰り着いていない
欲望に
埋もれ切っている人間には
欲望が
落ちているものの
僅かにでも その欲望が
残っている者には
全てを
可能にする事の力は
開けない様に ちゃんとしてある。
だって
考えてごらん
そんな 人間が
もしも その途方もない
力を持った時の事を・・・あんまりだよ
この道の
鍵はそこだ
嘘や上辺のポーズ
などでは 通してくれない
本物以外は 通行禁止に成っている
そして
もっと判りやすく言うなら
ただ まともに戻りかけているだけなのに
それが
さも大きな事の様に
受けとめている事が 落し穴であり
それ以上
先へ進む事を
自らの手で 止めてしまう事になる。
今日までは
あまりにも 当り前では 無さすぎた。
この道は
あまりにも 当り前な道であり
この道を進まない方が どうかしているのに
多くの人は進まない・・・。
そこで
その多くの人が
進んでいないという現実に
甘えてしまう・・・。
私が
「人間は それ以上悪くなど 成りようの無い
最低次元で生きている」
と言うのはそこだ。
そこと
比較すると
この道は 大層な道に見える。
確かに
そこから見れば
あまりにも大変で 大層な道だ。
だが 真実は違う
それは
その一番の低いそこに
自分を置いて捉えた場合だけの
話しであって・・・。
その
どこの段階などにも
自分を置かずに
全体を
ただ ありのままに
捉えた場合
それはあまりにも 当り前な道だ……。
そして
私の 全ての話しは
私の 味わった極地まで
あなたを
誘う為に
その極地に至る段階を
その極地を指し示す ただの言葉の
集りにすぎない。
どうか
その言葉の集りを
頭に入れて持ち歩いたり
その
言葉の集りを
あなたの支えにしたり しないでほしい。
私はあなたに
その単なる言葉の集りが
指し示した地点が 実際に 在る事
その地点を
あなたが味わい
その地点の中に 溶け去り
そのものに
至って貰いたい為の
ただの話しに すぎない事を
くれぐれも
あなたに伝えて
私の話しを終りたい・・・。
最後に
何度も あなたの
胸の中に沸き起こる
批難めいた言葉と戦いながら
その
言葉達に負けずに
最後まで読み切ってくれた あなたに
感謝と祝福を贈りたい。本当に ありがとう・・・。
いつか必ず
あなたが此処に
到着する日を 願いながら
私は此処で
宇宙の澄み切った
エネルギー達と共に
あなたを 待ち続けているから・・・。
ここまでは
今から26年前に
私が28歳で書いたものでした。
今でも全然 新鮮でしょう・・・?
私の年齢は各自勝手に計算してみて下さい(笑)
そして
これは後編の方であって
これには前編があります。
最初に前編の方では
前編の方が解りやすい為に
前編部に囚われてしまうのです。
私が皆さんに
是非とも知って頂きたいのは
こちらの方だという結論部を前倒しで
記させて頂きました。
明後日からはハートに重点を置いた
とても解りやすい前編を記していきます。
こちらの方が
感情移入をしやすい為に
理解しやすいのですが
ハートの領域は あくまでも途中でしかなく
そこでは
永遠に続く幸福感は不可能です。
自己を理解する為の
通り道でしかないことを
わかって歩くことが必要ですし
最終的には
その領域とは さよならをし
今回まで記した後編にこそ
生きられる領域が有ることを忘れないで下さい。