Miquette’s assortment

みけこの詰め合わせ

マドリスト

2004-11-10 | 


間取りの手帖佐藤 和歌子 (著)

装丁の展覧会で偶然見つけた本だけど、すっかりハマってしまった。
どんな本かというと、不動産広告にあるような間取り図が99枚、でもよく見るとちょっと変、というだけのシンプルな本。
リトルモアの「ライフスタイル」というページから『間取りの手帖』を選ぶとその雰囲気がわかる。
なぜ装丁の展覧会だったのかというと、ヒミツはカバーの裏が・・・それは、手にとってのお楽しみ。

わたしは以前から用もないのに不動産広告を眺めては想像をめぐらせるのが好きだったけど、こういう本を出してしまう人もいるんだね。 佐藤さんはマドリストと名乗っている。

近頃わたしが折込広告の中に発見したちょっと気になる間取はこれ。(図をクリックすると大きくなります)
100平米以上もあるというのに広々とした感じがまるでない。 最上階の角部屋だというのに、わぁ素敵って感じもしてこない。 なぜなんだろうと考えてみた。
それは壁面は直角で構成されているのにも関わらず、室内にやたらと斜めなところが多いからではないだろうか。 特に納戸のドアはなぜ斜め?
だいたい、柱の形が奇妙。 洗面所を通らないと行けない洋室っていうのは、もっと手狭な間取りではあり得るだろうけど? トイレと同室の浴室は狭いワンルームにあるユニットバスみたいなのじゃないとは思うけど、あるいはアメリカ風なのか?
玄関わきのトイレ・物入・洋室の組み合わせが妙に独立した感じなのも気になる。 もしかして。お手伝いさん専用スペースとか?
わたしの想像はどんどん暴走してがいっぱいだ。 でも、解決する手立てはない。 買う気もないのに現地へ見学に行くわけにもいかないし。(^^;

おっと暴走し過ぎました・・・本の話に戻ります。
この本は新書版で、文字を読むところは少ないし、余白が多い。 それなのに998円でちょっと高いけれど、想像力を持て余してる人にはオススメ。
ちなみにこの本の中でわたしが一番気になるのはNo.016。

実は、すでに続刊の間取り歳時記を注文中、届くのを楽しみにしている。(^^) 今度はぴあ出版から。

●後日補足 続刊のタイトルは間取り相談室になりました。
コメント (2)
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