グミの実のお味

私はグミの実を食べたことはありません。こちらは双極性障害の主婦、グミの実のブログです。

引っ越し、その後

2012-07-04 16:39:50 | Weblog
引っ越し完了。

引っ越しの当日、時間になっても業者が来ないので電話すると、
なんと業者が引っ越し日を間違えていて、今から手配するのだという。
担当者が日時の変更を伝え漏らしたのだ。なんだと、ばっきゃろー!

幸い、3tトラックに空きがあったので「すぐに調整します」とのこと。
10分経っても、1時間経っても、「すぐ」の連絡が来ない。
今日引っ越せなかったらどうしようと不安になりながら、2時間後ようやく連絡が来た。
もう、文句の一つでも言ってやろうと夫と電話を換わり、この不手際に見合う対処を期待する旨を伝えた。
正直、詫びの言葉が帰ってくるのを期待したのだけど、現地クルー(引っ越し作業スタッフ)がお話ししますの一点張り。
なんだか気が済まないし、私は裏切られたような気分で、礼に欠けるちょっと意地悪な対応で電話を切った。

でも、現地クルーたちが到着すると、その迅速かつ丁寧な仕事っぷりにちょっと感激。
ひょひょいと、重い本が入った段ボールを2つ持って、あっという間に運んでいく。
無駄な動きはないようで、その腕からは汗の粒がこぼれ、見る度に大きくなっていった。
部屋の中で、私たち夫婦はただただ圧倒され見とれ、邪魔にならないようにだけした。
大きな本棚は、買ったときはベランダから釣り上げだったのに、「大丈夫です!」と階段から運べるという。
無理と言われた階段を、少しずつ少しずつ角度や高さを調節しながら降ろして行った。

おお、これぞプロフェッショナル!!見事な微調整とチームワークだ。

荷物が積み終わり、今度は現地(マンション)に移動。
猫は、あらかじめマンションの浴室に避難させておいたのだが、時間が押したのもあり不満の鳴き声。
浴室内は、特に乱れた様子もなかったので、しばし撫でてからまた扉を閉めた。
そんなこともつかの間、もうクルーが到着した。

養生を手早く終え、荷物の搬入。
あらかじめ、見取り図と荷物の置き場、そして猫がいるので浴室は開けないように伝えておいた。
荷物の置き場は指定していたが、思っていたより場所を取る。
よし、すぐ使うものは出して、空いた段ボールは回収してもらおう。
そう思い立ち、なるべく邪魔にならないようにしながら、タッタカ片付け段ボールを空けた。
夫が、クルーの人がやりにくそうだから、帰ってからにしなよと意見するも、じゃあ出入りのないタイミングにするからと
なるべく箱が残らないように、ビリビリ段ボールの解包、ポイポイ収納、汚れても構わないものはベランダにトントン出した。

作業が完了して、リーダーが「(例の不手際の代償に)1万円引きしまして、○○円になります」と。
最後まで謝らないのかぁ、些細なことで値切られて嫌な客だと思っているのか。
目も合わさず、ただの清算というやりとりで終わる。
作業中の感動した気持が、しらけて曇っていった。
丁寧だったし、不愉快な言動もなく、やっぱりプロは頼りになると感心していたのだが。
私って私って、そんなに酷いこと言ったのかしら。そこまで嫌に思われて??
気持よく終われないと後を引く、このもやもや感…。
だめだ、気持を切り替えよう!

猫は、浴室の風呂の蓋の下で、数枚のバスタオルのさらに下、布製の猫小屋の下という場所に居た。
あまりの恐ろしさに潜れるだけ潜り込んだと思われる。
部屋に出してやると、何度か連れてきて馴らしたにもかかわらず、初めてきた日のように身を低くし、
しっぽは太く、「なーおぉぉぉ、んなぁ~おおぉぉぉ~う!!」と大きく鳴き続けた。
獣医のアドバイス通り、放っておいて(そっとしておく意)、しばらく片付けるとどっと疲れがでた。

これから、引っ越しの挨拶なんて、疲れてしまってとても無理だ。
それに、引っ越しが遅れたせいで、まだお昼も食べてないや。時計を見ると、いつの間にやら午後の4時。

夫は、「引っ越しそば!引っ越しそば食べよ!」と興奮していたが、お蕎麦屋さん準備中だろうし…。
そう私が渋っていると、それなら買ってこよう、コンビニでも行こうよと夫に連れて行かれた。
ああ、そんなに元気なら、買ってくるよう頼めばよかった。休みたい。

結局、夫はそばを買ったが、私はご飯ものを選んだ。
でも、とても満足げにそばを食べる夫を見るのは、嫌ではなかった。
視線に気づき、「やっぱり、そばが食べたかったの?」と聞く夫。
これには、ちょっと癒されたかもしれない。

なかなか慣れませんが、新生活に馴染めるようにコツコツと日々過ごしております。