仔猫が親と離れる季節になったようだ。
駐車場でよく見かけた白と黒の親子。
私のうちの車の側によくいたから
幾度と無く親にじゃれ付く仔猫を見ていた。
今朝、午前4:30ごろのことだった。
猫の鳴き声がした。
大きな、もの悲しい、遠くまでひびきわたる高い声。
最初、うちの猫が寝ぼけて私を探しているのかと思ってた。
でも、うちの猫は丸くなってぐっすり眠っていた。
カーテンを開けると、窓からあの仔猫が見えた。
鳴きながら、駐車場と木陰を行ったり来たり。
ぐるぐると同じところを何度も往復していた。
母猫を探しているんだ。
家の猫と同じ鳴き声なんだな、と思った。
母猫が偶然えさでも取りに行ってたのかもしれないが
仔猫の大きさからすると、自立の時なのだろう。
野良の仔猫は、これから自分で生きていかなければならない。
数分経ったところで仔猫はいなくなった。
捨て猫だったうちの猫。
かわいい猫。
でも、本当によかったのかと思う。
「俺たちが拾わなかったらお前は死んじゃってたんだぞ」
と、夫はよく口にする。
「お前はこの家に来て幸せだな」
とも。
本当にそうなのかな。
それって自己満足のための解釈じゃない。
いつもこれらの言葉に釈然としないながらも
「そうだね」
と私は相槌をうつ。
ねえ、幸せ?
確認しようがないから、今日はいつもより多めになでておいた。
あなたが家族になってくれて私は救われているの。
ありがとう。長生きしてね。
駐車場でよく見かけた白と黒の親子。
私のうちの車の側によくいたから
幾度と無く親にじゃれ付く仔猫を見ていた。
今朝、午前4:30ごろのことだった。
猫の鳴き声がした。
大きな、もの悲しい、遠くまでひびきわたる高い声。
最初、うちの猫が寝ぼけて私を探しているのかと思ってた。
でも、うちの猫は丸くなってぐっすり眠っていた。
カーテンを開けると、窓からあの仔猫が見えた。
鳴きながら、駐車場と木陰を行ったり来たり。
ぐるぐると同じところを何度も往復していた。
母猫を探しているんだ。
家の猫と同じ鳴き声なんだな、と思った。
母猫が偶然えさでも取りに行ってたのかもしれないが
仔猫の大きさからすると、自立の時なのだろう。
野良の仔猫は、これから自分で生きていかなければならない。
数分経ったところで仔猫はいなくなった。
捨て猫だったうちの猫。
かわいい猫。
でも、本当によかったのかと思う。
「俺たちが拾わなかったらお前は死んじゃってたんだぞ」
と、夫はよく口にする。
「お前はこの家に来て幸せだな」
とも。
本当にそうなのかな。
それって自己満足のための解釈じゃない。
いつもこれらの言葉に釈然としないながらも
「そうだね」
と私は相槌をうつ。
ねえ、幸せ?
確認しようがないから、今日はいつもより多めになでておいた。
あなたが家族になってくれて私は救われているの。
ありがとう。長生きしてね。