グミの実のお味

私はグミの実を食べたことはありません。こちらは双極性障害の主婦、グミの実のブログです。

茶色い物体A

2007-03-31 12:43:51 | Weblog
休日だというのに、朝7時前に起きた。

猫にえさをやってしばらくすると
トイレの近くで「にゃんにゃん」と呼んでいる。
かわいい声して何があったのと思ったら、「!!」

うんちがトイレの外に転がっていた!
早く片付けてよって言ってたのね…。
なんでトイレにしないんだよ。
こんな場所で粗相をしたのは初めてだった。

最近二度寝すると悪い夢ばかり見るので
よく手を洗ってから
眠気をこらえて朝食を食べることにした。

作ったのは目玉焼きのみ。
昨日の作り置きのサラダにトマトを足して
パンと一緒に食べた。
もちろんミルクたっぷりのぬるいコーヒーと一緒に。

テレビを観てもつまらないし
眠気が強くなったので
入念に洗顔、肌のお手入れもした。

だんだん気合が入ってきたので
冷蔵庫のチェック。
買い物リストを作る。

夫はまだ寝ていたので
クイックルワイパーで床掃除。
ついでに玄関も掃除。

スーツのクリーニングを頼まれていたので
ついでに出す自分の衣類をまとめる。
半分寝ぼけている夫にも何を出すのか確認。
9時と同時に家を出て、クリーニング店へ。

と、出だしは好調だったのだが、
駐輪場から自転車を出そうとしたら、
踏んだ…。
ぐにゃっとしたものを。

足の感覚という現実を否定したい気持ちでいっぱいだったが
お気に入りのスニーカーは茶色の足跡をつけていた。
ああ、やっぱり…。
茶色い物体Aはやわらかそうなきっと排泄物だろうなと思わせるものだった。
数回スニーカーの裏についた物体Aを取るべく地面でこすったたが取りきれない。
妥協も必要だと物体Aを踏まないように自転車を取り出し出発した。
でも、やっぱり気になったので途中小枝を拾い、
スニーカーの目に入った物体Aをほじくり出した。

クリーニング店に着くと今日まで3割引のセールだった。
ああ、運がついたから、ラッキーだったのか・・・
とオヤジギャグを悲しく考えつつ帰路つく。

駐輪場に戻ると、まだ物体Aは私が残したままの状態で存在していた。
私の好奇心と正義感から、この物体Aをここに残してはいけないと感じた。
まず、しゃがんで物体Aに近づく。
あれ?おしりから出る排泄物のにおいではない。
ほのかな磯の香り、いやどこかでかいだ覚えのある独特な香り。
これは猫のドライフードの臭いだ。
物体Aは、猫の吐しゃ物だったのだ。

よくみるとタラコのようなものも入っている。
タラコなんて食べるから吐いちゃうんだよ。
これをどうにかしないと被害者が増えてしまうので
なんとかする方法を探した。
手ごろなダンボールの切れ端があったのでこそぎ取る。
取ったものは、公園の端っこに「肥料になあれ」と捨てた。
ダンボールは悪いけどゴミ捨て場に捨てさせてもらった。

だいぶ取れたのだけどまだ残っていたので
部屋に帰って夫にバケツをオーダー。
水で流した。
小枝で流れないところをこすって
再び水で流した。
うん、自己満足。

帰って夫に報告。
3割引だから他のものも出してとオーダー。
私はひたすらスニーカーの底にこびりついた吐しゃ物を取った。
爪楊枝6本、キッチンペーパー、ウエットティッシュ、トイレクイックル等
いろいろ使ってどうにか取れた。

2度目のクリーニング店で少しきまりが悪かったから
「さっきも来たんですけど」と言ったら、
「ええ、そうですよね」と返ってきた。
もっと気の利いたこと言えないのか。

気分転換に公園に桜を見に行った。
桜の木の下まではいつもより慎重に足元に注意しながら。
ベンチに座りながら、一服。
曇り空の桜はなんだか寂しくて、
一人で花見をしている自分に虚しさを感じた。

今度こそ部屋に帰ると、夫は起きて朝食を食べ終わったところだった。
座ったら当分動けそうにないから食器を洗った。
さあ、一緒にコーヒーでも飲もうと思ったら、夫はまた寝るという。
なんだか、なんだかな気分だったので、コーヒーを入れてもらった。
二人でほんのちょっと一緒の時間を過ごして、夫はまた寝た。
カフェインを取ったってすぐ寝れる睡眠コントロール力には敬服だ。
夜勤のためにたくさん寝ておくれ。

しかし、今日の物体Aだが、今朝うちの猫が教えてくれたのかもしれない。
「今日は足元に注意してね。」
猫の啓示??なんてね。
でも、そんなことないかぁー。