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『アメリカン・マーダー:一家殺害事件の実録』

2021年06月18日 | 映画(あ行)
『アメリカン・マーダー:一家殺害事件の実録』(原題:American Murder: The Family Next Door)
監督:ジェニー・ポップルウェル
 
JCOMでAndroidのタブレットを貰いました。
タダという触れ込みですが、厳密にはタダではない。
4Kチューナーに交換して、追加契約をしなければなりません。
もともとスポーツチャンネルはほぼ観られる契約をしているから、
今さらDAZNを追加契約する必要はなし。追加はNetflix一択です。
 
どうせ観るならNetflixオリジナル作品を。
2020年のアメリカのドキュメンタリーです。
昨年9月に配信がスタートした模様。
 
2018年、アメリカ・コロラド州
ワッツ家は夫クリスと妻シャナン、娘ベラとセレステの4人家族。
シャナンのお腹の中には15週目を迎える赤ちゃんがいました。
 
お似合いの夫婦に愛らしい娘たち。
絵に描いたように幸せな家族のはずが、シャナンと娘たちが失踪。
連絡がつかないことを心配する同僚で親友のニコールが通報。
やがてクリスに殺人の容疑がかかります。
 
当時、全米で話題になった殺人事件らしいです。
シャナンのSNSへの投稿や夫婦間あるいは友人とのLINEのやりとり、警察の記録映像など、
関係者から入手したという映像がそのまま使われていて、
ここまで晒す必要があるのかというほど生々しい。
 
警察による取り調べの様子もそのまんま。
かつては体重が110kgあったというクリスが痩せて筋骨隆々になり、
「男性が筋トレをするのは見せたい相手がいるから」と警官は断言。
浮気なんてしたことがないとクリスは否定しますが、
実際には浮気相手がいて、その浮気相手の映像もバッチリ出ます。
 
私には本作がよくできた作品なのかどうかわかりません。
集めた映像を繋ぎ合わせただけだといえばそうだし、
でもたとえば私が同じ映像でこのような作品を作り上げられるかと聞かれたら
もちろん絶対無理ですし。
ただ、そこには感動のようなものはまったくなく、
プライベートすぎる他人の家の事情に戸惑い、
痴話喧嘩の果てに幼い子どもたちまで殺された痛ましさだけが募ります。
 
字幕が「シャナン」だったり「シャノン」だったりするのは勘弁してほしいなぁ。
ヤジウマ的好奇心を満たすにはじゅうぶんな作品としか言えない。
こういう作品は今後も多く撮られることでしょう。
 
あと、Netflix初体験でめちゃくちゃ腹が立ったことひとつ。
エンドロールに入ると、向こうが勝手に選んだ次の作品の上映が始まります。
そして一旦始まるや、元のエンドロールに戻ることができません。
大きなお世話やっちゅうの。エンドロールを最後まで見せろっ。
これがドラマだったりすると、次のエピソードが勝手に始まるらしく、
わりと最近まではこの設定を変更することができなかったそうです。
今は変更できることを知り、即変更しました。
マーベル・コミックの作品などは最後の最後にオマケがある場合が多いのに。
最後まで観るほうをデフォルトにしてほしい。
でもこっちがデフォルトになっているということは、
エンドロールを最後まで観ない人のほうが多いってことか。

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