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『えいがのおそ松さん』

2019年04月28日 | 映画(あ行)
『えいがのおそ松さん』
監督:藤田陽一
声の出演:櫻井孝宏,中村悠一,神谷浩史,福山潤小野大輔,入野自由,遠藤綾,
     鈴村健一,國立幸,上田燿司,飛田展男,斎藤桃子,井上和彦,くじら他

なんばパークスシネマでは、コンセッションスタンドで買い物するさいに
メンバーズカードをカードリーダーに読み取らせると抽選があるんです。
前回5本ハシゴしてフードを購入した翌日、当選のお知らせメールが来ました。
無料鑑賞券が当たるとかなり嬉しい。
無料鑑賞券以外にも1,400円で観られるクーポンが4本分。
どちらも有効期限が近づいていたので、休日出勤の代休を取ることにしました。
 
あまり観るつもりはなかったのです。
だって全然観たことがないんだもの、“おそ松さん”。
TOHOシネマズなんばでもっと観たい作品が上映中だったから、
そっちに行こうかなと思ったけれど、あちこち行くのが面倒。
で、もういいやとなんばパークスシネマに居座って1本目。
 
説明するまでもないですよね。赤塚不二夫の『おそ松くん』が元ネタ。
 
20歳を過ぎたというのに揃ってニートで童貞の6つ子。
高校の同窓会の参加費すら親に出してもらっているというありさま。
立派に成長した同級生らから今は何をしているのかと問われ、
サラリーマンをしていると嘘をつくがすぐにバレてしまう。
 
みんなが二次会に向かうなか、肩身が狭くて退散した6つ子は、
実家で愚痴りながら酒を飲むうちにぐでんぐでんに酔っぱらう。
翌朝、目が覚めると部屋の様子がおかしい。
それはまるで高校生だった頃の部屋。
 
表に出てみると、やはり今とは景色が違って懐かしい雰囲気。
しかしタイムスリップしたわけではなく、誰かの思い出の中にいるのだと判明。
 
6つ子のうちの誰かが、当時に強い後悔の念を持っている。
その後悔を解かなければ、思い出の中からは出られない。
6つ子は高校生だった自分たちに会うことにするのだが……。
 
『おそ松くん』の続編というべきかパロディというべきか。
いずれになるのかわかりませんが、こんなにレベルが高いとは。
 
タイムスリップものだと過去の自分に会うのはご法度だったりしますけれど、
これは過去の自分たちに会って説教までしちゃう。笑えます。
エンドロールではうっすら涙まで出ちゃったじゃあないですか。
最後の最後は私は要らない派。お涙頂戴に走りすぎると涙が引っ込む(笑)。
 
人気があるのも納得。
だからって、TVアニメを追っかけてまで観るつもりはなし。
また劇場版があるなら観てもいいかなと思います。
 
いいよなぁ、青春。

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