夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ハード・ラッシュ』

2013年07月02日 | 映画(は行)
『ハード・ラッシュ』(原題:Contraband)
監督:バルタザール・コルマウクル
出演:マーク・ウォールバーグ,ケイト・ベッキンセイル,ジョヴァンニ・リビーシ,
   ベン・フォスター,ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ,J・K・シモンズ他

前述の『エンド・オブ・ホワイトハウス』の翌日に109シネマズ箕面にて。
昨日とはちがう劇場でしたが、またしても貸切状態だ~。

すっかり「『テッド』の」と言われるようになってしまったマーク・ウォールバーグ。
彼の出演作だったら、私は『ロック・スター』(2001)がお気に入りですが、
髪型に関してはロン毛より普通に短いときの彼のほうが好き。
本作は髪型も普通、もともと得意なジャンルに戻った感じです。

かつては国際的な運び屋で、その腕前は世界一と言われていたクリス。
彼の父親もまた運び屋だったが、ある日つかまって獄中に。
また、クリス自身が結婚して2人の息子が生まれたことから、
クリスはきっぱりと足を洗い、警備保障会社を立ち上げる。
現在は警備システムの設置を担当、真面目に働いている。

ところが、妻ケイトの弟アンディが知らぬ間に運び屋を引き受け、
コカインの密輸途中、税関の手入れにビビってブツを投棄。
麻薬の密売人ブリッグスに事情を話すも許してもらえるわけがなく、
アンディと相棒はぼこぼこにされ、数日後に相棒は死亡。

自分も殺されるにちがいない、そう考えて怯えるアンディに代わり、
クリスは仕方なくブリッグスのもとを訪れて交渉を試みる。
しかし、ブリッグスは、ブツの売値である70万ドルを全額弁償しろと言う。
2週間以内に払わなければ、アンディはもちろんのこと、
クリスの家族たちにも危害を加えるとすごむブリックス。

クリスは弟分のセバスチャンに家族を託してパナマへ。
目的はブリックスに渡すための偽札を用意すること。
巨大貨物船に乗船するが、その船長はクリスの父親を刑務所に送り込んだ張本人。
クリスが堅気になったとは信じられず、クリスに船内の清掃係を命じると、
彼の一挙一動をまるで監視するかのよう。

船長の目をかいくぐりながら、同じ船に乗る昔なじみの仲間とともに、
着々と計画を進めるクリスだったが……。

クリスたちはパナマで想定外のトラブルに見舞われ、
彼を自宅で待つケイトも狙われて危険な目に遭いまくり。
アクションだけでなく頭を使った作戦が見物(みもの)で楽しめます。
警備システムを設置する仕事にもちゃんと意味があって痛快なオチ。

『メッセンジャー』で主役を演じたベン・フォスターがセバスチャン役。
一緒にパナマへ向かう仲間がなかなか愉快で、
うち一人は『刑事ジョン・ブック/目撃者』(1985)の子役、ルーカス・ハース。
『天国の口、終りの楽園。』(2001)の頃はやんちゃで可愛かったディエゴ・ルナは、
『俺たちサボテン・アミーゴ』(2012)といい本作といい、
腹のまわりがだぼつきはじめたオッサンになっちゃいました。

入場特典に偽札1枚。
どないせえっちゅうねんと思いつつ、捨てられへんやんか。
財布にずっと入ったままです。

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