『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』
監督:竹林亮
出演:円井わん,マキタスポーツ,長村航希,三河悠冴,八木光太郎,
高野春樹,島田桃依,池田良,しゅはまはるみ他
シネマート心斎橋にて3本ハシゴの3本目。
TOHOシネマズ梅田で上映されていたときに行けず、
塚口サンサン劇場に観に行こうかと思っていましたが、
ちょうどシネマート心斎橋で観られるじゃあないか。わーい。
どういう集団なのか説明を読んでもわからないのですけれど、
「映像を中心に様々なコンテンツを生み出す企画クリエイター集団“CHOCOLATE”」の作品らしい。
この転職を叶えるために、いま取りかかっている仕事をちゃんとやり遂げなければならない。
無理難題を言われようとも、先方の望みどおりに納品したい。
泊まり込みで仕事に追われるのは吉川も同僚たちも一緒。
部長の永久(マキタスポーツ)だけは毎朝能天気にやってきて能天気に帰ってゆく。
10月末の月曜日の朝、いつもと同じ風景が流れていたが、
後輩の遠藤(長村航希)と村田(三河悠冴)が相談があると言って近づいてくる。
ふたりが言うには、自分たちはこの1週間をずっと繰り返しているのだと。
にわかには信じられない話だが、ふたりはどうにかして吉川に信じさせようと頑張る。
最初は取り合わなかった吉川も信じざるを得ないように。
遠藤と村田曰く、おそらくタイムループの原因は、永久が手首につけている腕輪。
永久にぺーぺーの部下が進言したところで信じてくれるはずもなく、
ついては自分たちの先輩で部長が信頼を置く平(高野春樹)に話をしてもらいたい。
まずは平に信じてもらうためにそのすぐ下の森山(八木光太郎)に話を持って行くのだが……。
笑いました。めっちゃ楽しかった。
タイムループ映画の例として「『ハッピー・デス・デイ』とか『オール・ユー・ニード・イズ・キル』みたいな」、
「いや、それを言うなら『恋はデジャ・ブ』だろ」などという会話やつぶやきも楽しい。
部下たちがみんなタイムループに気づき、それをどう部長に信じさせるか。
タイムループに気づくまでの時間は皆それぞれ違い、
ずっと黙っていた人がなんと70回目の同じ週経験者だと判明したときはふきました。
本当のタイムループの原因がわかって部下たちが一致団結。
部長の夢をみんなで叶えようとするシーンは感動的ですらあります。
客席のあちこちから笑い声が聞こえる映画って、幸せですよねぇ。
劇場で観られてよかったと思えた1本です。