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『ミラベルと魔法だらけの家』

2021年12月03日 | 映画(ま行)
『ミラベルと魔法だらけの家』(原題:Encanto)
監督:バイロン・ハワード,ジャレド・ブッシュ
声の出演:斎藤瑠希,中井和哉,中尾ミエ,平野綾,ゆめっち,冬馬由美,関智一,
     藤田朋子,勝矢,大平あひる,畠中祐,木村新汰,武内駿輔他
109シネマズ箕面にて。
 
洋画は字幕で観る派ですから、これも字幕版を観たかったのですが、
仕事帰りにシュシュッと行ける劇場では上映なし。
西宮まで行く気力はなくて、吹替版で妥協しました。
 
監督は『塔の上のラプンツェル』(2010)や『ズートピア』(2016)のバイロン・ハワードと、
『ズートピア』と『モアナと伝説の海』(2016)で脚本を担当したジャレド・ブッシュ。
オリジナル楽曲を手がけています。
 
婿入りした者を除き、親族が全員なんらかの魔法の力を持つマドリガル家。
家自体も魔法の力を持っていて、一家の動きをサポートしてくれる。
 
その中にあって、ただひとりだけ魔法の力を持たない娘ミランダ。
母親は料理で人の傷を癒やす魔法、姉ふたりは花の魔法と怪力の魔法。
天気を操る魔法やそこら中の声すべてが聞こえる魔法を使えるおばたち。
いとこも姿を変えたり動物と話せたりする魔法の力を携えている。
 
魔法の力を授からなかったミランダに祖母アルマは冷たく当たり、
ミランダが家事を手伝っているときですら、邪魔をするなと言われる。
そこら中を花でいっぱいにすることができる長姉イザベラは美人で、欠点ゼロ。
彼女もまたミランダのことを蔑み、いつも嫌みばかり。
 
あるとき、ミランダは家の壁に亀裂が入るのを発見。魔法の力が失われかけていることに気づく。
アルマに話しても取り合ってくれないが、次姉ルイーサからヒントをもらったミランダは、
マドリガル家からずいぶん前に失踪したおじのブルーノを見つけて追いかけ、
家族を救う鍵が自分にこそあることを知るのだが……。
 
嫌なおばあちゃんなんですよ、アルマが。ミランダへの態度が酷すぎる。
しかもアルマの声を担当しているのが中尾ミエで、おばあちゃん=中尾ミエに見えてしまう(笑)。
イライザの意地悪ぶりも相当なもので、非の打ち所がないように言われるのもどうだか。
 
このふたりのせいでかなりイライラを募らせながら観ましたが、
最後には大団円が待っていますから、もちろん安心。
そうそう、家が潰れたら、これだけの大家族のこと、建て直せばいいのです。
町の人たちもみんな手伝ってくれますしね。
 
魔法も科学と同じなのかな。使い手と使い方次第で良くも悪くも変わる。
そして、家族への想いこそが魔法になる。
 
帰路の車中でラジオをつけたら、本作のオリジナル曲がかかっていました。
やっぱり英語のほうが断然ええ感じやんか~。(T_T)

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