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亡き弟のあれこれ事務手続きを進めていて思うこと。

2022年08月21日 | まるっきり非映画
『トップガン マーヴェリック』ばかり観ているものだから、映画のネタがないんです。
でも何か書かないと、が亡くなった月を除いて毎日更新しているブログが途切れてしまう。
で、ずっと納得できずにいるこんなネタについて、私のぼやきを聞いてください。
 
弟のクレジットカードの解約や会員サイトの退会手続きを進めていて思うこと。
どこもフリーダイヤルはなかなか繋がらないけれど、繋がれば自動応答でいとも簡単に解約できたり、
オペレーターの人が丁寧にお悔やみを言ってくれて泣きそうになったり、いろいろです。
丁寧な対応ではあったけど届いた解約書類を見てみれば、返信用封筒は入っているのに切手代はこちら持ちとか(笑)。
それはまぁいいとして、昔から変だと思っていることがあります。
返信書類や封筒にあらかじめ「御中」と印刷されているやつ。
 
30年くらい前だったか、そういう封筒を職場で初めて目にしたとき、驚いて「変なの」と言ったら、
親しかったけどよく言い争いもした先輩が「変とちゃうやろ。相手のことを考えている親切な会社やん」と言う。
「どうしてですか。自分宛の返信にあらかじめ『様』を付けてきているということでしょ。失礼でしょ」と言ったら、
「いや、『行』とか『宛』を付けて送ったら、相手がそれを『様』に書き換えなあかん。
その手間をかけるほうが失礼やろ」って。
「いやいやいや、相手がもしも『行』を『様』に書き換えずに送り返してきたら、誰に対して失礼なんですか。
こっちに対して失礼なだけでしょ」と言い返しました。
先輩に「アホちゃうか」とまでは言わなかったと思いますが、言ったかもしれません、私。
 
クレジット会社、ケーブルテレビ会社、挙句は家庭裁判所まで、みんなあらかじめ「御中」付き。
送付してきた会社と返送先が違うわけじゃありません。ビッタシ一緒。
どういうことやねんと思ってSNSにちらりと書いたら、ある先輩がマジレスしますと言って教えてくれました。
 
「この書類ですと、こちらで『行』を『御中』に直したとします。
そうすると、書類上部に捨印を押して、『1字削除、2字加入』と書かないと法的には無効文書になってしまいます。
捨印を押してくれる顧客はほぼいないと思われますので、それを避けるために、
予め『御中』が印刷されているんだと思います。」
 
なーるーほーどー。
これで「あらかじめ御中」の謎は解けましたが、それにしたって、やっぱりおかしくないですか、
最初から自分に様を付けて寄越すって。
ならばいっそのこと、宛も行も御中も何もなしで印刷せずに送ってくればいい。
 
そのうち、「あらかじめ御中」にしていない会社は非常識ということになるのでしょうか。
いや、すでにそんなふうに認識されているのかも。おかしいぜ。

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