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Vol.96【 路上にある5cmの黒点との果てしない戦い~掃除道3 】

2014-06-13 00:03:12 | ビジネス
Vol.96【 路上にある5cmの黒点との果てしない戦い~掃除道3 】


外が明るい時間に、歩道を見てください。

家の周り、駅までの道、会社の近く、繁華街、いろんな場所で。

じっくり見てみてください。

3~5cm大の、黒い点が見つかるはずです。
場所によっては、歩道の模様のように無数に散りばめられています。

これ、何だと思いますか?







ガム 

ガムなんです。

誰かが吐き捨てて

踏まれて、

踏まれて、

そのまま放置され 何年もそこにある、ゴミ です。




5月30日 ゴミゼロの日

早朝5:50 晴天

新宿アルタ前に集合しました。
 
東京掃除の会、3回目の参加です。
今回は、いつも一緒に参加する会社の先輩に加え、前担当の戦友も初参加!

初夏の陽気すら感じる日本一の繁華街、
開会を待つ200人を超す人が集まっていました。

前回のグレーチング掃除も素晴らしい体験でしたが
今回は、ある掃除をやってみたいと思いながら会場入り。

「はい、みなさんは、1班でお願いしまーす」

開会宣言の後、役割分担の発表されました。

「1班は、アルタ前の喫煙ブース周辺の ガム剥がし です!」


BINGO!


実は、前回参加時に、鍵山秀三郎先生が、渋谷でやっておられた
ガム剥がし が希望だったので、ツイてました!

スクレイパーという、ガム剥がしの道具をお借りして 
いざ出陣!

東口交番から、喫煙ブースまでは30m位ですが、
その間、歩道を見つめながら歩いていくと、

ピンポン玉サイズの黒点の数が、徐々に増えていきます。

そして、今日の目的地、喫煙ブース周辺!!!

黒点の数・・・・数え切れず
吸い殻と、ゴミの数・・・数えられず



まずは、1班、30人位で、一気にゴミを拾います。
喫煙ブースなのに、吸い殻入れがあるのに、
吸い殻が大量に投げ捨てられている現状も、
あっという間に、綺麗に

数人の方は、隣の植え込みの中まで入って、投げ入れられたペットボトルや空き缶!
を綺麗にしていきます。

そして、ゴミがなくなった路面、今日の戦場が現れました。
黒点、黒点、黒点・・・黒点

皆さん一斉にしゃがんで、スクレイパーで剥がしはじめます。



ところが、、、

剥げない、
長年、踏み込まれて、路上の模様と化しているガムは
スクレイパーの刃が入る隙間がない程に薄いのです。

しかたなく、少々盛り上がっている、数か月もの? のガムを探して剥ぐことに

こちらはは、刃は刺さりますが、一回で ベリっとは、いきません。
何回も何回も、繰り返し剥ぐことで、ようやく黒点が1個なくなるんです。


1個、たった1個でも、1つ綺麗になったわけです。
すごく嬉しかったです。


少しコツをつかんで、剥ぎやすいのを見つける目がついてきました。

数個剥いだら、
さっきの難敵 薄ーーーいガム? に挑みます。

ほんとに、これがガムなの? 
と疑うほど、ただの黒い点にしか見えないのです。。。

さて、どーするか と周りを見ると、ヒントが!

コン、コン、コン、コン という音を見ると、
スクレイパーのエッジ部分でガムを叩いているのです。

見よう見真似で、やりはじめた瞬間、

「こうやって叩くのよ、あ、これ、私のマイスクレイパーね」

8時の方向にいた おばちゃんが声をかけてくれました。
一緒に、コン、コン、コン と何回も何回も叩いてみます。
すると、黒い模様にしか見えなかった物が、細かく細かく粉砕されていくのです。
よくみると、かすかに粘り気を感じる部分も見えてきます。
あーやっぱりガムだったんだ。

そして、鯵の叩き のごとく 叩き続けた後
敵は弱ってきます。粉々になりそうな状態にして
スクレイパーで ぐいっっと剥がすことができたのです!

おーーーーー剥げたーーーーー!

数年間に渡って呼吸をすることができなかった、路面が息を吹き返した瞬間です。





おかえりなさい、5cmの路面君!
新宿の空を覚えているかい?

おばちゃんからの伝承スキルを、先輩と同僚にも即伝授し
更なる盛り上がりを見せる ガム剥がし。
「そうか、叩くのか、おーーー剥げる 剥げる」

どうすれば、上手く剥がせるのか、気付き連発です!

あっという間の1時間。
1人で剥いだガムは10個位が限界でしたが、
1班全員で剥いだ数は、恐らく数百個

久しぶりに、太陽の光を浴びた嬉しそうな路面を見渡し、
清々しい気持ちで閉会式へ向かいました。



新宿から会社のある駅につき
歩き始めた私達は、自然と下を確認していました。

繁華街に比べたら、黒点の数が圧倒的に少ないのです。

今回、一所に掃除をした同僚が興味深いことを言ってくれました。

「ガムを噛んでいて、タバコを吸いたくなった時に、吐き捨てる人が
 いるんじゃないんですかね。だから、港区や千代田区のように路上喫煙禁止の場所には
 黒点が少ないのかなと。」

なるほど~

そして、次の朝、通勤で駅前信号を待っている時に
面白いことに気付きました。
信号で、駅へ向かう側の歩道の方が、ガムが少ないのです。

飲んで帰る 
→さっぱりしたい 
→電車でガムを噛む 
→駅を降りて信号を待っている間にタバコを吸いたい
→ガムを吐き捨てる

こんな人がやってしまうのかもしれませんね。


吐き捨てるのは、一瞬の出来事
1個剥がすのは、大変な事


今日、歩道を見てください。

ガムが、どれほど捨てられているか、自分の目で見てください。

ガムだけでなく、道にゴミや吸い殻を捨てることは断じてやめましょう。



☆今日のヒント☆
「路上のガムで、1つ捨てること 1つ綺麗にすること を考えてみよう」


最後に、素晴らしい会社を見つけたのでご紹介します。


株式会社オギノ
http://www.e-ogino.jp/index.html

キレイな街は足元から・・・
ガム剥がしのスクレイパーや、ガム剥がしの道具を販売され、
ガム剥がし実践はもちろん、体験会も積極的に展開されている素晴らしい会社です。

こちら、ガム剥がし体験会
http://www.e-ogino.jp/taiken/index.html


1年で7200個! ガム剥がしのブログ
http://e-ogino.jp/blog/




2020年、
ガム1つない綺麗な歩道を世界の人に歩いてもらいましょう!


今日も有難うございました!

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